すでにコロナ禍は3年目に入っているのだが、この環境の激変で最もダメージを受けているのは売春地帯のセックスワーカーたちであり、次に彼女たちを狙ってハイエナのように現地をうろつく男たちだ。
コロナは健康問題であり、濃厚接触で感染する。だから、まともな神経を持ったセックスワーカーはだいたいがビジネスを控えて消えるし、売春施設も客が来なくなって潰れるし、売春地帯もまた全体が縮小して場合によっては全店閉鎖となる。
ハイエナは国外に出るのに苦労するし、無理して出ても売春地帯が消滅している可能性があるわけで、今までと同じ環境でうろつくことができないのである。
そんなわけで、これまで国外の売春地帯をさまよい歩いてきた全世界のハイエナたちは、3つの生き方に分散したとも言える。
1つは今までとまったく同じ生活様式を貫く人。
2つは国内の女たちを追う方向に切り替えた人。
3つは売春地帯から離れてハイエナをやめた人。
欧米は日本と違ってデルタ株でもオミクロンでも新規感染者が数十万人から100万人超えレベルの感染者なのだが、それでもマスクも拒否して国外の売春地帯を訪れて、現地の女性と今までと変わりなく関わる男たちも多い。
実は日本人のハイエナも「コロナが何だ」と、1週間ほど隔離されたとしても国外に出て売春地帯をうろつく男もいる。そうやってコロナに感染したハイエナもいるのだが、驚くべきことにまったく感染もしないで戻って来るハイエナもいる。
確かに売春地帯は99%が閉鎖されていたとしても、残りの1%が開いているのであれば、その1%で今までと同じ生活様式をすることは不可能ではない。そこに残っている女たちも開き直っているのだから、お互い開き直った同士で気が合うだろう。