アメリカは世界最大の先進国であり自由の国でもあるが、激しい競争社会でもあり格差の国でもある。国民のほとんどは、協調よりも競争をモットーにしている。だから、その結果もまた甘んじて受け入れる。
野心と運と向上心に溢れている人には、アメリカ以上にエキサイティングな国はないのだろう。
才能があれば、どこまでも上り詰めることができる。そして、他の国では考えられないような報酬を受け取ることもできる。
たとえば、経営者の年収は1億円や2億円ではない。10億円など当たり前で、100億円や200億円も普通だ。これが派手に上場するIT企業家になると、1000億円、2000億円もの金が一気に懐に転がり込む。
IT企業を立ち上げ、成功させ、一瞬にしてセレブになるのはマーク・ザッカーバーグだけではない。多くのIT企業家が、その後を追って金持ちになっているのである。
そういった意味で、アメリカは才能に溢れる人たちにとっては「夢の国」であるのは間違いない。