風俗嬢

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◆梅毒にかかった風俗嬢が鬼出勤しまくる。なぜ、こんなことになっていくのか?

以前、梅毒にかかっているにもかかわらず、それを治療しないで日本中を転々と出稼ぎして梅毒を広めていた風俗嬢がいるのを記事にしたことがある。(梅毒にかかっても治療せず、日本中を這い回って拡散していた風俗嬢) この女性は同僚の風俗嬢にSNSで告発されて大きな非難を浴びることになった。 それもそうだ。彼女が梅毒を顧客にうつしていると、その顧客は同じ風俗店の別の女性を指名する可能性が高いので、すぐに同店内で […]

◆政治家・官僚には想像できないほど深いどん底にいる風俗嬢が救えない理由とは

日本政府は最近、リスキリング(Reskilling)という言葉を言い出している。リスキリングというのは、職業能力の再開発、再教育のことを意味しているのだが、私はこのリスキリングというのは、ある程度の「知性の土台」がないと成り立たないものではないかと思っている。 「知性の土台」が十分ではなく、社会のどん底《ボトム》で生きている人たちには、絶対に難しいのではないか……。なぜ、そう思うのかというと、「知 […]

◆いよいよ顔面タトゥーの風俗嬢が増える環境が日本でも整ったのではないか?

今の日本ではタトゥーに対する思いはまだ複雑だ。それはヤクザを代表する裏社会の人間たちや、半グレやアウトローたちのシンボルのように思われており、その意識はなかなか変わらない。 しかし、許容度は確実に広がっている。普通の人たちがファッションで入れるワンポイントタトゥーも増えて、それが定着するようになってきているからだ。中高年や高齢者の間でも、ここ10年で「ワンポイントくらいならいいじゃないか」という意 […]

◆癒やし系の風俗嬢のこと。女神を見つけることができずに死んでいく男もいる

クリスマスになると、数年前にインタビューで知り合った千葉出身の20代半ばの風俗嬢を思い出す。所属するデリヘル店では超絶的なナンバーワンの女性だったが、会うと目をみはるような美人でもなく、派手でもなく、スタイルが抜群に良いわけでもなかった。 確かに清潔感と優しく明るい雰囲気には好感度は高かったが、「ものすごく美人」ではない。しかし、この女性が彼女の所属する店で最も売れている女性だった。 とすれば、性 […]

◆「職歴の空白」という不利に苦しむ風俗嬢たち。世間の風は凍えるほど冷たい

先日、刑務所上がりの知り合いといろいろ話をしていたのだが、ご存知の通り日本ではカタギになろうとして履歴書を開いて、正直に「刑務所に勤めていました」と書いても評価されることはない。 つまり、前科がある人間はいくら刑務所の中で更生したところで、それで再び表社会で普通に働けるようになるとは限らない。履歴書に正直に前科を書いたら、その時点でほとんどの面接は落ちる。 前科があることを言わなければバレないこと […]

◆風俗や売春に生きる孤独な女性が、性サービスという自傷をしているということ

素晴らしい家庭で育った女性や、満ち足りた人生を送っている女性や、自分を理解してくれたり支援してくれる友人がまわりにいたり、コミュニケーション能力が高かったり、経済的に問題のない女性は、真夜中の世界に降りてこない。 ましてや風俗嬢になったり、売春に関わったりすることもない。 これを逆に言えば、育った家庭に問題があったり、失意と失望と挫折にまみれた人生を送っていたり、助けてくれる友人などひとりもいなか […]

◆坊主。風俗嬢を最も苦しめるのは、待機場にいて自分「だけ」が選ばれないこと

2020年からのコロナ禍で風俗の世界では風俗嬢も客も減ったのだが、2020年の秋頃から風俗嬢は戻りはじめ、2021年にはまだ緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が行われていたにもかかわらず客の方も戻って来るようになってきた。 2022年はオミクロンが流行して感染者数は増えているのだが、もう夜の世界では誰もコロナを恐れている人間はおらず、いまや風俗は新しい女性が次々と風俗に飛び込むフェーズとなっている […]

◆風俗不況で8月が修羅場になる理由と、風俗客に反ワク・反マスク・コロナ軽視の流れが届かない理由

5年以上に渡って私に情報提供してくれていた女性が、年齢のことや病気のこともあって風俗の世界から完全に引退して東京からも離れていった。 彼女からはさまざまな現場からの情報を頂いて、もう感謝しかないのだが、コロナ禍の中で彼女もまた風俗を続ける気力を失って、ここ最近は短期のアルバイトなどをしつつ、徐々に風俗から離れている最中だった。 風俗の仕事のせいかどうかは分からないのだが、女性特有の病気も抱えていて […]

◆女性たちは絶対に身バレをしたくないが、警戒しながらも少しずつ痕跡をこぼす(音声あり)

『風俗嬢インタビュー・セレクト(身バレ)』というショート音声動画を付けてみました。もし、よろしければご感想お聞かせ下さい。好評であれば、今までの膨大なインタビュー音声を、こうした形でブラックアジアのみで出していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。(鈴木傾城) * 過去にインタビューした女性たちの生々しい音声が莫大にあって、それがまったく整理されていないまま保管されていて途方に暮れているの […]

◆「風俗をしたら誰でも金持ちになる」は大間違い? 風俗こそ大変な仕事なのだ

先日、風俗の仕事をまったくしたことがない表社会の30代の女性と話をしていて、「生活が苦しいので風俗の仕事を考えたこともある。風俗をやったら、すごく稼げるんでしょう?」と訊かれた。 「風俗は年齢やジャンルによって幅があるので、必ずしもみんながすごく稼げるわけではないと思う」 私がそのように言うと、「私の知り合いで100万円稼いだという人もいる」というので「そういう人もいるけど全員が100万円稼げるわ […]

◆生活に追い詰められてしまった女性が風俗嬢になるのは良いのか悪いのか?

普通の家庭で育ち、普通の教育を受け、だけれども運が悪くて非正規雇用の仕事しか見つからなかったので、少ない給料でささやかに慎ましく暮らしている20代半ばの女性がいたとする。 彼女は一生懸命に働いているけれども、ある時、会社の業績が立ちゆかなくなって自分は悪くないのにリストラされる目に遭ってしまう。貯金は数十万円くらいはあるが、それに頼っているとすぐにゼロになって家賃も払えなくなってしまう。 次の仕事 […]

◆オミクロンだろうが何だろうが鬼出勤する風俗嬢の裏側にいるのは誰なのか?

2022年2月2日、東京ではコロナの新規感染者が2万1576人となっており、病床使用率も51.4%だとマスコミが煽っているので、さすがに街からは人の流れは減っているという報告も出てくるようになっている。 当然、どこの風俗店でも風俗嬢の出勤が減っている。客も減っているので風俗店の中には大幅な割引をするようになった店もちらほら出てきている。言うまでもないが客が恐れているのである。 それもそうだ。オミク […]

◆夜に馴染んだ女性は、表社会に戻りたいと思っても戻れない体質になっている

2022年1月17日、オミクロンの感染が広がったことで、日本政府は東京・千葉・神奈川・埼玉・三重・岐阜・新潟・長崎・宮崎・熊本の一都九県に、新たに「まん延防止等重点措置」を適用する方向で検討に入っている。 風俗嬢は2020年から2年、コロナ禍による環境の激変でひたすら耐えて生き延びてきたのだが、やっとコロナ禍も終わると思われた11月から突如としてオミクロンの流行が始まって、またもや危機にさらされて […]

◆風俗嬢にとって「それ」は、自分の人生を変えてくれる重要なツールだが……

日本の風俗店を管轄しているのは警察庁である。警察庁の生活安全局保安課が2021年5月に出した最新の情報によると、性風俗店の届け出は2020年の段階で3万2066件となっていた。 そのうち、店舗型(ソープランド、ピンクサロン、ファッションヘルス等々)は7402件で、デリヘルは2万2837件だった。映像送信型性風俗(ライブチャット、有料アダルトサイト等々)は2641件、その他186件となっている。 つ […]

◆なぜトップランクの風俗嬢たちはコロナ禍の中でも出勤を減らさなかったのか?

五反田の喫茶店で以前から知っているひとりの風俗嬢と半年ぶりくらいに会った。 彼女は、私が情報源にしている女性のひとりなのだが、生まれてこの方ただの一度も表社会で働いたことがないという筋金入りの風俗嬢でもある。今は、たまにデリヘルで働いたり働かなかったりしながら何となく暮らしている。 去年の秋頃から風俗には戻ったことは戻ったが、最近は風俗の仕事はあまりしていなくて「貯金で暮らしている」と彼女は言った […]

◆風俗で盗撮。表社会で生きている男は、これで仕事も家庭も一瞬にして失う

風俗でトラブルを起こして逮捕される男は、たまにメディアで報道されたりする。風俗の逮捕で多いのは、女性に強制本番を強いて通報される事件と、女性との行為を盗撮して通報される事件である。 あと、女性を殴りつけたり、ナイフを持ちだして脅したり、ドラッグを強要しようとしたり、ストーキング行為をしたりして逮捕される男もいる。 以前、何人かのデリヘル嬢に「警察沙汰になったことはあるのか」と聞いたことがあるのだが […]

◆再び緊急事態宣言。また来週から風俗嬢は客が減って稼げなくなるのか?

2021年7月8日。政府はまたもや東京都に対して「緊急事態宣言」を発出すると発表した。7月12日から8月22日まで、である。埼玉・千葉・神奈川・大阪は「まん延防止等重点措置が8月22日まで延長される。 今回のこの決定は、東京都でも感染者が増え、しかも感染力の高いデルタ型のコロナウイルスが広がりつつあることから取られた措置であるとされているのだが、それは建前で、「国民の生活を押さえつけてでもオリンピ […]

◆コロナ禍で風俗嬢が経済的危機に陥っても誰もそれを知らないのは理由がある

コロナ禍はワクチン接種の拡大によって今後は収束していく見込みであり、数ヶ月後は今とはまったく違った光景になっているはずだ。 しかし、コロナの変異種が警戒されているので、ワクチン接種が高齢者だけでなく、10代から50代まであまねく広がらないと、風俗業界にしっかりと客が戻るのは秋以降になるのではないだろうか。 それまでは、推定30万人にものぼる風俗嬢は、「感染を怖がって客が来ない」という冬の時代を何と […]

◆「恋人が風俗で働いているのを黙認する男」が必ずしも最低ではない理由とは?

社会の裏側を野良犬のようにうろうろしているとすぐに気付くのは、思慮深い人間よりも、むしろ思慮に欠けた人間の方が多いということだ。 それもそうだと思う。アルコールやドラッグや危険な性病や騙しや詐欺や犯罪が剥き出しの場所なので、まともな人は近寄らない。必然的に享楽的で、短絡的で、自滅的な人間が集まることになっても不思議ではない。 遠い昔に見た欧米社会のどん底《ボトム》を描いたドキュメンタリーで、登場人 […]

◆風俗嬢を「あんな商売をやっている人間はいなくていい」と殺した19歳の男

2021年6月1日。東京都立川市で奇妙な殺人事件が起きている。19歳の少年が31歳のデリヘル嬢を包丁で70ヶ所もめった刺ししたという事件である。 事件は3時45分頃に起きているのだが、上下黒っぽい服装にリュックを背負ってマスクをした19歳の男は部屋に入る前にデリヘル店で女性を呼び、ひとりでラブホテルに入ってから部屋番号を告げて女性を呼んでいた。 この男は初めてこのデリヘルを利用し、女性は被害者を指 […]

◆男性恐怖症の女性。男性を嫌悪する女性が風俗嬢になる心理的な経緯とは?

2020年、2021年はコロナ禍で真夜中を野良犬のようにうろつくのをずっと自粛しており、ほとんど夜の女たちと会うことはなくなった。 特に基礎疾患があるわけではないのだが、めまいや聴力低下のこともあって、なるべく身体にダメージを受けたくない。ワクチンを接種するまでは基本的に孤独で過ごそうと思っている。今のところ、東京都からは何の連絡もない。 最近は、書く時間や読む時間を圧倒的に増やしている。真夜中の […]

◆コロナ禍で困窮する風俗嬢。大金を稼いでいたのに、なぜそうなったのか?

コロナ禍で風俗嬢が稼げなくなって、貧困のどん底《ボトム》にまで落ちてしまったという報道はよく聞く。それはとても悲しいことであり、何とかならないのかと心を痛める人も多い。 ところで、厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」によると大学卒の初任給の平均は大企業で21万5900円であると言われている。女性は20万9700円である。 では、デリヘルに勤めている20歳の女性はいくら稼げるのか。20日出勤 […]

◆セックス産業に背中を押してくれる人。コロナは多くの女性の運命を変える

風俗サイトで多くの女性がプロフィールを持っているのだが、ほとんどは「性サービスに興味があった、それを楽しみたいから」みたいな内容が白々しく書かれている。 男たちは女性がどんな性格なのかを少しでも手がかりを得るためにそれを参考にするのだが、どう読んでも営業でしかないそんな内容に「こんなものを信じる男はいるのか」と私は思ってしまうのだが、そういう紹介が大量にあるということは、それなりに読まれているのだ […]

◆稼げなくなってしまった風俗嬢は、もう昼職に戻るしか手がないのではないか

全世界の売春地帯、全世界のセックス産業、全世界のナイトライフが一斉に閉鎖され、女たちも男たちも身動きできない事態になるというのは、私も生まれて初めて経験することだ。 まさか、自分が生きている間にこのような衝撃的なことが起こるとは、いろんなことが起こる確率を考え、探るのが好きな私も「一片」すらも思わなかった。今、地球上のすべての歓楽街がシャットダウンしたも同然となっているのである。 しかも、各国が国 […]

◆高齢化する風俗嬢。60代どころか70代の風俗嬢さえも日本では現れている

2020年は日本女性の2人に1人は50歳以上になる。さらに年代が高い女性がどんどん増えて若い女性がどんどん減っていく。さらに日本では婚姻率も下がっており、1970年代前半には10.0以上だった婚姻率は、2017年の人口動態統計では4.9と過去最低になってしまっている。 つまり、今の日本女性は高齢化し、単身世帯化しているということだ。これが意味するのは、女性は「自分ひとりで何とか稼がなければならなく […]