◆政治家・官僚には想像できないほど深いどん底にいる風俗嬢が救えない理由とは

◆政治家・官僚には想像できないほど深いどん底にいる風俗嬢が救えない理由とは

日本政府は最近、リスキリング(Reskilling)という言葉を言い出している。リスキリングというのは、職業能力の再開発、再教育のことを意味しているのだが、私はこのリスキリングというのは、ある程度の「知性の土台」がないと成り立たないものではないかと思っている。

「知性の土台」が十分ではなく、社会のどん底《ボトム》で生きている人たちには、絶対に難しいのではないか……。なぜ、そう思うのかというと、「知性の土台」が不十分な女性たちのことを知っているからである。

実はつい最近も、それを確信させる女性に私は会っている。
彼女も地雷店に所属する女性だった。

地雷店は全国どこにでも存在するし、東京でも新宿・池袋・五反田・錦糸町・鶯谷と言った歓楽地にはどこにでもある。この中でも、鶯谷は非常に多種多様な「地雷店」が存在する特殊なエリアで、普通ではない女性が多くいる。

この日、私が会ったのも鶯谷の地雷風俗店に勤める女性で、見た目からして異様であった。彼女の印象を一言で言うと、全身のあらゆる部分に清潔感が欠如している印象があることだった。

「だらしがない」という言い方をする人もいると思うが、彼女は上から下までそういう印象を感じさせた。まだ20代の半ばであるはずなのに、顔や身体のあらゆる部分がたるんでいた。

太っているのではない。たるんでいるのだ。手足は細いのに、顔と体が丸っこく贅肉がついていて、皮膚は張りがまったくなく垂れ下がっていた。

髪は茶髪にしていたのだが、完全に乾燥しきっていてパサパサになっていた。化粧はしているのだが彼女の精神状態を表しているかのように、細部がおざなりで非常に雑だった。

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