◆出戻り嬢。どんなに稼いでいた女性であっても生活保護受給や出戻りになる理由

◆出戻り嬢。どんなに稼いでいた女性であっても生活保護受給や出戻りになる理由

風俗嬢をウォッチしていると、「出戻り」の女性が珍しくないことがわかる。「伝説の姫が復帰!」だとか「期間限定で復帰」だとか「あのランカーの女性が戻ってきた!」とか、そういう紹介をしているパネルも多い。これらはすべて、出戻り嬢の紹介だ。

あるいは「かつて、どこそこの店ではナンバーワンだった」とか、「かつてはAV女優だったが風俗で復帰」だとか、そういう紹介がある。これらも、やはり「出戻り嬢」である。

私がインタビューした風俗嬢の何人かも、やはり出戻りの女性が多かった。特に人妻風俗と呼ばれる30代〜40代の女性の多くは出戻りだった。どうして風俗業界に戻ってきたのかを尋ねると、ほぼ100%が「カネ」である。

ある女性は表社会でうまくやっていけなくて、最終的に生活保護に陥って、しかたなく戻ってきていた。かつては身体を張って大金を稼いでいた女性は、表社会ではうまく適応できないのを彼女を見てて感じたものだった。

風俗業界で働く女性の多くが最終的に生活困窮に陥る最大の要因は、風俗での仕事でゆがんでしまった金銭感覚にあると私は思っている。

場末の風俗店や地雷店などは別にして、風俗は表社会の仕事よりも、はるかに稼げる。中には「一晩で10万円稼いだ」「週3日勤務で月収50万円稼げる」と豪語する女性もいるが、それは誇張ではない。実際にそのような女性もいる。

稼げる、という意味ではそれはすばらしいことなのだが、最終的に風俗から足を洗ったら、今度はそれがアダとなって経済的破綻の要因となってしまう。皮肉なことだが、即金高収入が彼女の金銭感覚をゆがませ、最終的に彼女の人生を破綻させるのだ。

風俗は濃厚でハードでキツい仕事である。精神的にも肉体的にもリスクが大きい。だから、多くの女性は「もう二度と戻らない」決意で辞めていく。しかし、それでも出戻りになってしまうのは、やはり金銭感覚なのだ。

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