売春地帯

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◆美しい女性でもストリート売春の価格が安いのはなぜか?

世の中は生まれながらに底辺で生きている女性がいる。仕事もない。ツテもコネもない。頼りになる人も、助けてくれる人もいない。両親とも、友人ともうまくいかない。 自分を大事にして、庇ってくれる人もいない。庇ってくれるどころか、虐待の対象になっていることも多い。親に性的虐待されている女性すらもいる。 そのような最底辺の生活をしている女性が、手っ取り早く金を手に入れるのは、自分が唯一「売れるもの」である肉体 […]

◆タイでは、野良犬も素性の知れない旅行者も同じ扱いだった

日本では野良犬が街をさまよっている光景はほとんど見ないが、海外にいくと、タイには野良犬がうろうろしていて危険なこともある。 タイではバンコクにも路上で野良犬が寝ていることも多く、スクンビットではすっかり人気になった牛のような模様の犬が秘かに人気になったりしたこともあった。 可愛らしい犬ならそれはそれで街の風物になるのだが、中には明らかに皮膚病を持った犬や、身体中が汚れてうっかり目が合うと牙を剥き出 […]

◆私自身も、女性の「ある特別な恰好」に強く惹かれていた

以前、カンボジアで知り合った売春女性が「今まで知り合った日本人」のことをいろいろ話してくれたので興味深く聞いていたことがある。 その中である日本人は、彼女に「日本の女子高生の服を着てくれ」と言ってその服を差し出してきたという。この当時はルーズソックスというものも流行っていたのだが、そんなものまで持って来ていたのだ。 カンボジアにまで来て、カンボジア人の女性に、日本の女子高生の恰好をさせたいというの […]

◆つぶせ、追い出せ、奪え。バングラデシュ売春地帯の終焉

バングラデシュはイスラム教の国としては珍しく売春地帯を容認している。売春女性は数百年の間、そこで延々と売春ビジネスに勤しんでいる。 しかし、それはバングラデシュの人たちが売春ビジネスを歓迎しているという意味ではない。むしろ、社会全体で見ると売春ビジネスは毛嫌いされている。 バングラデシュでは「売春婦」という職業は表向きないことになっている。彼女たちは、「物乞い」のカテゴリーに入れられている。そして […]

◆2015年アンヘレス。変わった街の光景を見てのんびり過ごす

久しぶりのフィリピンだったが、やはり1週間と言えども海外の空気を吸っていると、かつて旅から旅へとさまよっていた時代を思い出して懐かしい気持ちになる。 フィリピン・アンヘレスはずいぶん開発されて、ゴーゴー・バーも一見さんを効率よく回して集客する「バーのファストフード化」が見られた。 かつて、タイのパッポンが辿った道なのだが、観光客が増える以上は、そういった変化が起きるのも仕方がないのかもしれない。 […]

◆アンヘレス再訪。現地のバスを使ってアンヘレスに行く

かつて、フィリピンのアンヘレスにはしばしば訪れていたが、身体を壊してから海外にほとんど行かなくなってしまった。 行くとしても1年に1度か2度、ほんの1週間ほど海外にいるくらいで、かつてのように現地に着いたら、一日中歩きまわるようなこともなくなった。 そんなわけでフィリピンにもすっかり行かなくなってしまって、気がつけば10年も経っていた。あれほど面白半分に覚えていたタガログ語もほぼすべて忘れた。 た […]

◆メキシコ・ティファナ。ストリート売春に立つ女たちの姿

1995年から数年間、メキシコのティファナに何度か訪れたことがある。(古き良きメキシコの想い出と崩壊国家を狙うハイエナのこと) ティファナはアメリカとメキシコの国境の町で、アメリカからはサンディエゴから入る。 その頃からティファナは売春宿だらけで、アメリカ人の堕ちた男たちが昼間から酒を飲み、売春をする女たちと肩を組んで騒いでいるような場所だった。 ティファナは何度も治安当局から是正勧告を受けたが、 […]

◆バンコクのアラブ人街や、インドネシア人女性のことを思う

2014年の10月にたまたまシンガポールでインドネシア女性の集団を見かけたのだが、みんなジルバブをかぶっていてとても美しいと思った。 この時の写真はこちらにアップしている。(ジルバブをつけたインドネシアの女性たちはとても華やか) どこの国でも女性が集まると本当に華やかになるが、イスラムの女性であってもそれは変わらない。むしろ、華やかなジルバブの色が熱帯の太陽に映えて、シンガポール女性よりも輝いて見 […]

◆売春地帯ゲイランで、グローバル社会の究極の格差を見てきた

シンガポール編 グローバル社会は「格差」を極端なまでに拡大していく社会であることは、私は随分早くから気が付いて、これは日本もひどいことになると懸念した。 それは2000年に入った頃から強く思うようになったのだが、それを確信したのは、シンガポールのゲイラン地区にいた時だったように思う。 ブラックアジア第二部の舞台になったゲイランのことは、今もよく思い出す。(ブラックアジア第二部) ここで、私は「天国 […]

◆手間をかけてシーシャ(水タバコ)を吸う、アラブ圏の男たち

バンコクのスクンビットでは、グレース・ホテルを中心にして「水タバコ」を吸っているアラブ人やタイ人女性を見かけることがある。 中東圏ではアルコールが建前上でも禁止になっているので、代わりにタバコがよく吸われている。 もちろん、私たちが通常よく目にする紙巻きタバコを吸う人も多いが、アラブ圏では「水タバコ」なのである。イラン、イラク、トルコ、エジプト、シリア、ヨルダン……。みんな、この水タバコを愛飲して […]

◆150年前から続いているバングラデシュの売春地帯が閉鎖の危機

バングラデシュ最大の売春地帯だったナラヤンゴンジが強制閉鎖された事件があった。1999年のことだ。 売春する女性たちは何の保証もなく街に放り出されて消えて行かざるを得なかった。 そして今、また歴史が繰り返すかもしれない。 バングラデシュで150年も前から脈々と続いているある売春地帯が、イスラム原理主義者の猛烈な批判に晒されていて存続の危機に陥っているのである。 抗議の理由は表向きには「売春は不品行 […]

◆ムンバイの危険な売春地帯、フォークランド・ストリート

インド編 売春地帯は強烈にインパクトの強い世界だが、その中でも、その殺伐さと暴力的な雰囲気が相まって、脳裏に刻み付くようなインパクトを持つ場所がいくつかある。 ムンバイのフォークランド通りの売春地帯と、コルカタのソナガシ地区の売春地帯が、そうだった。 この2つの売春地帯はブラックアジア第三部の舞台でもあるが、常人では近寄れないほどの悲惨な環境にある。 しかし、ここで生きる女たちの極限なまでの拝金主 […]

  • 2012.05.06

◆無法都市ポートモレスビー。日本人のハイエナが未開拓な都市

パプア・ニューギニアはインドネシアの東部にある非常に大きな島で、いまだに内陸部はジャングル地帯になって裸族が闊歩しているところである。 すぐ下はオーストラリアになっているが、オーストラリアの白人たちはこの島にまで侵略をして来なかったので、パプア・ニューギニアはいまだに文明から隔絶されたような文化が残されている。 それが、一種異様な原始文化を色濃く残して、世界中の冒険者たちを惹きつけている。 コンテ […]

◆セックス・スレイヴスと、カンボジアの70ストリート

いつだったか、東南アジアから日本に戻る飛行機の中の長い長い時間を利用して、一冊の本を時間をかけてゆっくりと読んでいたことがあった。 シンガポールの書店で買ったもので、本の題名は、SEX SLAVES the trafficking of woman in Asia 。著者はイギリス人の Louise Brown とある。 https://www.amazon.co.jp/dp/1860499031 […]

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