日本では野良犬が街をさまよっている光景はほとんど見ないが、海外にいくと、タイには野良犬がうろうろしていて危険なこともある。
タイではバンコクにも路上で野良犬が寝ていることも多く、スクンビットではすっかり人気になった牛のような模様の犬が秘かに人気になったりしたこともあった。
可愛らしい犬ならそれはそれで街の風物になるのだが、中には明らかに皮膚病を持った犬や、身体中が汚れてうっかり目が合うと牙を剥き出しにしてくる犬もいる。
タイの野良犬は狂犬病のワクチンを受けていないので、未だに犬に噛まれて狂犬病になる人もいる。ちなみに狂犬病は一度発病すると致死率100%であると言われている。
タイにいて私もひやりとしたことは何度もある。オンヌット地区の路地は野良犬が非常に多くて歩いていると後ろから何匹からの野良犬が私を窺いながら後を尾けてきていた。
ゆっくりと歩きながら、近くの店に入って犬をやり過ごして表に出た。走れば恐らく追いかけられただろう。ただ、バンコクで暮らす人たちによれば、こうした野良犬は滅多に人を噛まないということだ。