◆「久しぶり」と声をかけてくれた女性を覚えていなかった

◆「久しぶり」と声をかけてくれた女性を覚えていなかった

真夜中だったが、派手な格好をした夜の女と、酔った男たちが大騒ぎしていた。相変わらず、バンコクはにぎやかだった。

ソイ・カウボーイを出て、スクンビット通りを『テルメ』の方向に向かってふらふらと歩いていく。高架鉄道BTSのアソック駅ができてからだと思うが、この当たりにも女たちが立つようになったのは興味深い。

ロビンソン・デパートを少し過ぎたとき、道のわきに立っていた女が”Oh !!”(まあ!)と言いながら、そばに寄ってきた。

“Long time no see!”(久しぶりね!)

大きく胸元の開いた白い服を着ていたが、それはセクシーというよりも、どことなく清楚な雰囲気がした。急に声をかけられたので驚いて立ちどまり、それからまじまじと彼女を見つめる。見覚えがなかった。しばし、考える。

忘れたのか……。

いったい彼女が誰なのか、猛烈に頭を回転させた。しかし、思い出せない。

ほっそりとしており、髪は肩まであり、どこか疲れた顔をしている。もし、彼女がオープンバーにいたとしたら、抵抗なくペイバーしただろう。

今、そう思うのだから、過去にペイバーしたということはあり得る。しかし、ペイバーした女を忘れることなどあるのだろうか。ますます……

(インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたカンボジア売春地帯の闇、電子書籍『ブラックアジア タイ編』にて、全文をお読み下さい)

ブラックアジア・タイ編
『ブラックアジア・タイ編 売春地帯をさまよい歩いた日々(鈴木 傾城)』

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