閲覧注意
タイは私たち日本人にとっては「中進国」だが、周辺国であるミャンマー・ラオス・カンボジアなどから見ると、自国で稼ぐよりも稼げる隣国である。そのため、タイには周辺国から多くの不法入国者が絶えない。
日本と違ってこれらの国は陸続きである。しかも国境は厳格に管理されているわけではなく、ジャングルや山脈や河によってどこからでも入り込めるザルのような状態なのである。
ミャンマーの少数民族やタイ人が、気軽に川を越えて相手国に入国する場所もあったりするほどだ。こうした場所ではあまり国境という概念がなく、当然相手国に入るのにパスポートを所持するわけでもない。
そのため、タイには不法入国者が大量にやってきて建設労働や工場労働に就く。彼らはタイ人を雇うよりも安いので経営者にはメリットがある。
もちろん、こうした不法入国をした外国人を雇うのは違法であり、警察に摘発されたら事業停止や罰金などが科せられるのだが、警察の摘発などそれほど厳格にやっていない。バレても罰金やワイロを払った方が安くつく。
だから、密入国してきた外国人労働者を雇う。
そして、こうした労働者がタイで犯罪を犯したりする。たとえば、タイの若い女性に目を付けてレイプして高飛びしようとする。不法入国者は、そこに存在する時点ですでに犯罪者である。
外国に不法滞在する犯罪者は「強盗や殺人やレイプを犯しても自国に逃げれば追及から逃れられる」と漠然と思う。実際、他国で犯罪を犯して逃げ帰ったら、警察は自国の犯罪者を追うよりも捜査が難しくなる。
だから、どこの国でも外国人犯罪者は大胆で凶悪である。