◆「人生ままならない人」は、なぜゴミをきちんと管理できなくなってしまうのか?

◆「人生ままならない人」は、なぜゴミをきちんと管理できなくなってしまうのか?

モノが増えていくと物理的にも精神的にも「重荷」が増えてしまい、それが自分の行動や考え方を妨げてしまうという現象はよく知られている。

もちろん、モノは自分の空間をも占領していくので、次第に空間は「自分の空間」ではなく「モノの空間」になってしまう。その「モノ」は素晴らしいもので埋め尽くされていればまだしも、ほとんどの人はガラクタで埋め尽くす。

だから、最終的にモノを捨てられない人というのは自分が住むためというよりも、ガラクタを維持するために家賃や家のローンを払うようなことになっていく。

ガラクタに囲まれ、ガラクタを守るために人生を費やす。それは馬鹿げたことなのだが、ほとんどの人はそんなことになる。そして、そこに意識が回らない。だから、ガラクタまみれになって身動きできなくなってしまう。

その際たるものがゴミ屋敷の住民たちである。

ただ、モノを断捨離(断つ、捨てる、離す)できない人は、いろいろな事情を抱えている。中には高齢で捨てるにも捨てられなくて、結果的に部屋がゴミで埋もれてしまった、という人も大勢いる。

あと、精神的《メンタル》の問題を抱えていて、ゴミに意識が回らないまま部屋がゴミで埋まってしまうという人もいる。うつ病になると身の回りを整理整頓するという心の余裕がなくなってしまい、ゴミ部屋やゴミ屋敷になりやすい。

他にも「捨てたいモノの捨て方が分からないので捨てるに捨てられない」という人もいる。「調べればいい、聞けばいい」と思うのだが、それができない人がいる。どうしていいのか分からないまま、捨てられなくなってしまう……。

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