他人よりもはるかに楽に普通の水準を超越できる方法がある?
生まれつきの能力や才能は、「発掘」されないと、本人すらも気づかないまま眠ったままだ。本当は超人的な能力を発揮できるはずの人が、何もできないで人生を終わらせたりする。それは、往々にして、自分の才能に気づかず「自分の不得意な分野」で生きようとしているからでもある。(鈴木傾城)
生まれつきの能力や才能は、「発掘」されないと、本人すらも気づかないまま眠ったままだ。本当は超人的な能力を発揮できるはずの人が、何もできないで人生を終わらせたりする。それは、往々にして、自分の才能に気づかず「自分の不得意な分野」で生きようとしているからでもある。(鈴木傾城)
社会全体が「短期的な結果」に重きを置く構造になっている。結果をすぐに求めることは、かならずしも悪ではない。むしろ、それは現代社会には必須だ。だが、あまりにも過剰に効率性を追求していると、いずれ大きなしっぺ返しがくる。それは、どういうものか?(鈴木傾城)
人類の足跡に大きな成果が残せるのであれば、ハイパーフォーカス(過度な集中)を持てるのはうらやましいと考える人もいるかもしれない。しかし、彼らの集中力は普通の人とは違っている。普通の人が彼らと同じような集中力を持とうと思っても不可能だと思う。(鈴木傾城)
統計的には現れていないのだが、売春や風俗にかかわる女性の自殺は多い。自殺にまで至らなくても、リストカットやオーバードーズなどの自傷行為や、アルコールやドラッグの依存なども多い。タトゥーやピアスやスプリットタンなども、自傷行為のひとつだと述べる人もいる。 私が知り合った女性の中にも、タトゥーやピアスまみれの女性もいたし、オーバードーズしていた女性もいた。彼女たちは、いろんな意味で苦悩を抱え、起きた出 […]
小説『背徳区、ゲイラン』はシンガポールの公認売春地区(Red-Light District)に立つセックスワーカーの話だが、この中には私が惹かれている女性をひたすら敵視する相手が何人か出てくる。 そのうちのひとりが「カーラ」という、とても派手な容姿をした女性だった。 この小説は、実際にゲイランで私が出会ったセックスワーカーの女性たちや、私の体験や、この当時に起きていた実際の事件などを組み合わせて作 […]
ハイエナ稼業をしていると、アンダーグラウンドで多くの女性と会うことになる。そして気づくのは、どこの国でも社会の裏側で生きる女性の少なからずが「男」で苦しんでいることだ。これには「例外がない」というくらい、そうなのだ。 不幸な女性の多くは、血も涙もないようなサディスティックな男や、社会適応能力がゼロな男や、経済観念がまるっきりない男などと深くかかわっている。 彼女たちは、そういう男と結婚していたり、 […]
人はその世界に長く馴染みすぎると、そこに自分の考えかたや生活のリズムや習慣が積み重なって、徐々にそれを変えることができなくなる。気がつけばそれが人生を貫く生きかたになる。たとえ、望んでいなくてもそうだ。そして、いったん身についた習慣は壊すのが難しい。(鈴木傾城)
セックスワーカーにとって、ストーキングしてくる男たちの問題は深刻だ。吉原のソープランドでもトップランカーの女性が殺されるという事件があったし、ガールズバーの女性もめった刺しされて殺される事件もあった。 夜の女性がこれらのニュースが他人事ではないのは、彼女たちにとってはストーキングされるのは日常であり、実にありふれたことであるからだ。 女性たちは接客の一環として接しているのだが、一部の男たちはそれを […]
今はそうでもなくなってきたのだが、以前は私の知り合いの女性はほぼ99%は何らかのセックスワークにかかわっていた女性だった。日本でも多くの風俗嬢に会って話を聞いてきたが、たまに以前インタビューした女性から近況を知らせるメールをもらうこともある。 10年前に風俗嬢だった女性がまだ風俗の仕事をしていることもあれば、すでに風俗を辞めたという女性もいる。その中のひとりは風俗嬢を辞めたあとに昼職を何年か続けて […]
孤独・孤立は、個人の心身にさまざまな悪影響を及ぼす。また、人々のつながりの希薄化で社会の活力が低下し、犯罪も増加し、自殺者も増える。互いに助け合うことができなくなり、社会全体が脆弱になっていく。今、日本社会ではこうした傾向が裏側でじわじわと進んでいる。(鈴木傾城)
欧米人の中には、アジア女性を専門に騙す男がいて、最近もタイで非常に悪質な33歳のアメリカ人「トム」が女性たちに告発されている。このアメリカ人はまだ逮捕されておらず、タイ国内に潜んでいる模様だ。 このアメリカ人の存在を警察に訴え出たのは3人のタイ人女性なのだが、彼女たちは出会い系アプリで知り合っていた。 何度かやり取りして、実際に出会ってからは性行為を動画に撮られ、女性が別れようとすると殴りつけたり […]
世の中には女性に寄生することしか考えていない男が腐るように存在している。彼らはヒモと呼ばれているのだが、水商売や風俗に勤める女性たちだけでなく、ごく普通の女性でもヒモに多額の金を使われてしまって、どうにもならなくなってしまっているケースも多い。 ホストもヒモの一種だが、ホストだけではない。無職で何もしない男もいれば、チンピラもいれば、夢を語るだけで努力をしない男もいれば、最初から女性を騙すことを目 […]
「私、本当はこのビジネスをしたくないし、田舎に帰りたいけど、子供を育てるにはお金がいるのでやめられない」 「セックスワークは好きじゃない。でも、私は借金があるのでやめられない。やめたら死ぬしかない」 東南アジアのあちこちの歓楽街で、知り合った女性の多くがそのように言って、落ち込んだり、泣いたり、ふさぎ込んだりする姿を今でも思い出す。 そういう話を聞いたとき、私はいつも「そうだな……。子供を育てるた […]
誰かに騙された。裏切られた。金を奪われた。面と向かって嫌いだと言われた……。こうした出来事は、ありふれた出来事であったとしても、本人にとっては激しいショックを覚える人生経験でもある。 ある人は知り合った女性と3年ほど付き合ったが、彼女は急に邪険な態度を取るようになり、「あなたのことは最初から好きじゃなかった」みたいなことを言うようになったと私に話したことがある。 心をえぐるような刺々しい言葉も投げ […]
『病み、闇。ゾンビになる若者、ジョーカーになる若者』を書く中で、何人もの若者と話をしたのだが、そこで私がずっと引っかかったのは彼らが言う「毒親」という言葉だった。 「うちの親は毒親だった」「親ガチャに失敗して毒親だった」 彼らの少なからずが、そのように吐き捨てた。毒親というのは、子供を罵倒したり、DV(家庭内暴力)を振るったり、子供が何をしようがまったく無視(ネグレクト)したり、逆に子供の一挙一動 […]
大久保公園に立っている女性たちの中には、特定のホストに莫大な金を貢いでいる女性がいる。あるいはトー横界隈の未成年の女子の中にも、好きになった男の子にカネを渡すために身体を売ることが普通にある。 それだけではない。芸能人の追っかけなどで、旅費やコンサート代やグッズ代をありったけ貢ぐ女性もいれば、ヒモとなった男を甲斐甲斐しく養う女性もいる。知り合いの風俗嬢は、こうした女性を「貢ぎ体質」という言い方をし […]
2007年から2011年の1年間、アメリカのニューヨーク郊外のロング・アイランドで、11人の遺体が見つかった。この遺体のほとんどは若い女性で、セックスワーカーとして働いていた女性であったことが分かっている。 女性たちの遺体はどの遺体にも所持品も着衣もなかった。迷彩の黄麻布に包まれて間隔を置いてそれぞれが注意深く埋められており、衝動的な殺人ではないことを伺わせていた。 どの女性も小柄な24歳から27 […]
裏社会の深いところまでどっぷりと落ちながら、ギリギリのところで踏みとどまり、運良く表社会に戻ってこられて、何食わぬ顔をして普通に暮らしている女性がいる。 こういう女性は裏社会のことも知っているので、何も知らない女性とは違って独特の観察眼があったりする。 そのため、表社会で生きながらも普通ではない不思議な個性や行動パターンを持っていたりするのだが、最近このような女性と会って話を聞いてきた。 彼女の意 […]
心が弱っていたら、ある瞬間にSNSの中傷が矢のように心に突き刺さってしまってもおかしくない。自殺しなくても、何人もの人たちがそういう誹謗中傷にショックを受けて精神的に追い込まれたりしている。人は誰でも、何を書かれても動じない精神力を持っているわけではない。(鈴木傾城)
人間は社会的な動物であり、しかも人間は自己愛も強いので、社会的に自分の立場を他人と比較するクセがある。これは、ほぼすべての人間に備わっている感情であると言える。 問題は「他人と比較する動機」である。ほとんどの人は他人と比較する心理になるのは「自分が満足していない時」なのである。 もっと具体的に言えば、「自分が持っていないものを、あの人は持っている」という気持ちになっている時に、他人との比較がはじま […]
『ずっと好きだった男性が振り向いてくれた途端に、相手のことを「気持ち悪い」と感じてしまう現象』のことを蛙化現象《かえるかげんしょう》と言うのだと喧伝されている。 グリム童話『カエルの王子様』は、カエルが嫌いで壁に投げつけたらハンサムな王子になって好きになるという物語だが、『蛙化現象』は好きだった男性が振り向いてくれた途端に「気持ち悪い」となるようだ。主に女性がそのような心理現象になるらしい。 それ […]
タイの歓楽街は素晴らしい。そんなところを野良犬のようにうろつき回り、ゴーゴーバーでひとりの女性と会って意気投合したとする。 「明日も会おう」「OK。夜の8時に店に来て」「分かった」 そういう約束をしたとする。軽い約束ではなく、本当に会いたいと思って言っており、相手も乗り気になっている。それで、翌日になって8時に店に行くと、女性は休んでいたり、居なかったりする。 約束は守られなかった。その時、どのよ […]
継続しなければスキルや知識は身につかない。一日で覚えたものは継続しなければ、だいたい忘れる。何かをはじめたとき、最初から目的のものがすんなりと手に入るほど世の中は甘くない。「継続は力なり」だ。だが、この「継続は力なり」には、あまり意識されていないワナがある。(鈴木傾城)
2018年頃、ある女性に「ロマンスグレーの髪が似合ってて良い」と言われて、私は改めて自分の髪を鏡で見たのだが、その時に自分がかなり白髪混じりの髪になってしまっているという現実を直視することになった。 「人に指摘されるほど白髪が増えたのか……」 それが私の実感だった。確かにまだ真っ白ではないのだが、はっきりとした白髪がまだらに目立つようになっていた。私はあまり鏡を見て自分の顔を観察するタイプでもない […]
60代を過ぎて、わいせつやレイプなどの性的な事件で逮捕される「男」は珍しくない。最近の例で言うと、兵庫県芦屋市松ノ内町の路上では61歳の男がズボンのファスナーを下ろして自慰行為をして逮捕されているし、熊本市東区保田窪ではやはり61歳の男が10代の女性にわいせつ行為をして逮捕されている。 札幌では62歳の男がTwitterで知り合った15歳の少女に2万5000円を渡してみだらな行為をしたとして逮捕さ […]
ここ2年、ほとんどタイ古式(トラディッショナル)マッサージを受ける機会がなかったのだが、街を歩くと至るところにタイ・古式マッサージの看板が目につくので、久しぶりにマッサージを受けてみることにした。 私は運動をほとんどしない上に、ここ10年は座りっぱなしでいることも多くなった。そのせいか、持病と言ってもいいくらいひどい腰痛を抱えている。一年に一度は腰が痛くて歩けなくなるほどだ。「爆弾」を抱えているよ […]