フィリピン

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◆岐阜県にいるフィリピン女性たちと、赤ん坊遺棄事件のこと

もうすでに2005年の興行ビザの厳格化で「タレント」として来日する若いフィリピン女性が日本から消えて久しい。しかし、それでも彼女たちの姿は皆無になったわけでもなく、細々と日本に残っているのも事実だ。 東京近郊では、東京都足立区の「竹の塚」がリトル・マニラになっていることで有名だ。足立区はフィリピン女性が多い。(「竹の塚」のリトル・マニラ。フィリピン女性は今もいる) しかし、人数で言えばフィリピン人 […]

◆売春地帯アンヘレスをドラッグ禍に落とすのは誰なのか?

タイではヤーバーと呼ばれる錠剤型の覚醒剤がパッポンやパタヤといった歓楽街に蔓延しているのだが、フィリピンの歓楽街ではどうなのだろうか。 私はフィリピンの歓楽街アンヘレスに何度も行っているのだが、フィリピンでは一度もドラッグを勧められたこともないし、ドラッグをやっている女性に当たったこともない。 そのため、アンヘレスでドラッグは蔓延していなのだろうと何となく思っていた。しかし、そこは東南アジア屈指の […]

◆なぜフィリピンの小さな村が少女ポルノの産地と化したか

フィリピンのセブ島や、セブ島東部に寄り添うように存在する小さなマクタン島はビーチ・リゾートの観光地として知られている。海は美しく、女性たちは素朴で可愛らしい。 フィリピンの人たちはとても陽気で、こうしたビーチにいるとここぞ「天国に一番近い島」ではないかと思うような場所だ。 しかし、この島々に暮らす人たちの生活は決して豊かではなく、若い女性たちはマニラに出稼ぎに出るか、もしくは地域のバーで外国人相手 […]

◆2015年アンヘレス。変わった街の光景を見てのんびり過ごす

久しぶりのフィリピンだったが、やはり1週間と言えども海外の空気を吸っていると、かつて旅から旅へとさまよっていた時代を思い出して懐かしい気持ちになる。 フィリピン・アンヘレスはずいぶん開発されて、ゴーゴー・バーも一見さんを効率よく回して集客する「バーのファストフード化」が見られた。 かつて、タイのパッポンが辿った道なのだが、観光客が増える以上は、そういった変化が起きるのも仕方がないのかもしれない。 […]

◆アンヘレス再訪。現地のバスを使ってアンヘレスに行く

かつて、フィリピンのアンヘレスにはしばしば訪れていたが、身体を壊してから海外にほとんど行かなくなってしまった。 行くとしても1年に1度か2度、ほんの1週間ほど海外にいるくらいで、かつてのように現地に着いたら、一日中歩きまわるようなこともなくなった。 そんなわけでフィリピンにもすっかり行かなくなってしまって、気がつけば10年も経っていた。あれほど面白半分に覚えていたタガログ語もほぼすべて忘れた。 た […]

◆マニー・パッキャオ。フィリピンの英雄を英雄にしたもの

フィリピンが生んだ世界的スーパースターと言えば、多くのフィリピン人が真っ先に挙げる人物がいる。それはマニー・パッキャオというプロボクサーである。 フィリピンは伝統的にボクシングが強い国だが、フライ級からウェルター級を戦い、数々の強豪を制して世界王者となったマニー・パッキャオは「王者の中の王者」である。アジアが生み出した最強のボクサーと言っても過言ではない。 マニー・パッキャオは、フィリピン人の心を […]

◆アメラジアン。フィリピンに棄てられ、忘れられた子供たち

アメリカのメディア大手ガネット社が手がけている『ザ・スペクトラム紙』で、つい一週間ほど前フィリピンの「忘れられた子供たち」の記事が掲載されていた。 フィリピンには「忘れられた子供たち」がたくさん存在しているが、アメリカはこの子供たちに関心の目を向けたことがないという内容である。 忘れられた子供たちとは、誰を指しているのか。 それは、アメリカ軍兵士が、フィリピンの現地女性に生ませて、そのまま捨ててき […]

◆フィリピンで1万2000人と関係し、14万枚の画像を残した男

高島雄平という64歳の男が未成年とのわいせつ行為で逮捕されている。この男は1987年に教師としてフィリピンに赴任して3年を過ごし、その後ずっとフィリピンの女性と闇で関わり続けてきたようだ。 律儀な性格だったようで、自分の抱いたフィリピン女性をずっと写真や動画に記録に残していて、それが約14万枚、人数にして1万2000人という膨大な数となっていた。 高島雄平は児童売春で逮捕されているので、当初は1万 […]

◆小向美奈子。覚醒剤を切れずどこまでも転落していく女性

昔、日本で犯罪を行った犯罪者が高飛びすると言えば、フィリピンだと相場が決まっていた。 フィリピンは今も警察が腐敗している上に、捜査能力も他国よりも劣っており、いろんなことがカネ次第で解決できることから、犯罪者にとってはありがたい国となっている。 さらに、国民全体が貧しく、仕事をしないでフラフラしている人も多いので、日本人がそこに紛れ込んでも誰も怪しまない。 そして、フィリピン人はすねに傷持つ人間同 […]

◆2013年から、なぜかレイプ事件が急増しているフィリピン

閲覧注意 フィリピンの性犯罪が2013年から急上昇していると言われている。その原因についてはよく分かっていないが、被害に遭う女性の年齢が下がってきていることが懸念されている。 フィリピンでは、今やレイプされる女性の年齢層は、14歳から18歳の女性に集中するようになっている。その次に多いのが、10歳から14歳。その次に多いのが5歳から10歳。 要するに「少女」がレイプの対象になっていると、社会福祉開 […]

◆「世界最高のメスティーソ」と、フィリピン人の民族意識

女性の美を競う「ミス・コンテスト」は世界各国で山ほど種類があるのだが、その中で世界4大「ミス・コンテスト」と言えば以下のものを指す。 ミス・ワールド。ミス・ユニバース。ミス・インターナショナル。ミス・アース。 この中で、「ミス・アース」は本部がフィリピンにあって、会場も毎回フィリピンが選ばれているのはよく知られている。 フィリピンは、意外にこうした「美の祭典」がとても好きで、若い女性の多くも「ミス […]

◆アメリカ軍兵士に殺されたフィリピンのレディーボーイ

2014年10月8日、オーストラリアで、インドネシア人のレディーボーイがバラバラにされて殺された事件があった。(メルボルン最高のレディーボーイが調理されたという事件) 2014年10月11日、今度はフィリピンでアメリカ兵がフィリピン人のバクラ(レディーボーイ)を殺害したとして問題になっている。 殺されたのは、ジェフリー・ルアドという26歳のレディーボーイだったが、人々には「ジェニファー」という名前 […]

◆集団レイプされて殺害された女性は、自分の従姉妹だった

閲覧注意 日本は世界で最も安全な国のひとつだが、それでも至る所でレイプ事件も起きているし、拉致・監禁事件も起きている。しかし、世界に目を転じるとそれどころではなく、多くの悲劇が夥しく起きている。 その結果、身内や友人がレイプ被害に遭ったり、最悪の場合は殺されたりする経験をすることもある。 私たちが、多くの犯罪や殺人の事件に冷静な感情で接することができるのは、それが「見知らぬ他人」だからである。 も […]

◆太田宣高氏は、児童ポルノに関わったのか無罪だったのか?

2013年6月11日、フィリピンのマニラ地方裁判所で、76歳の太田宜高(おおた・のりたか)という名の男が、終身刑の判決を下されている。 フィリピンでは死刑はないので、終身刑というのは事実上の最高刑でもある。この太田氏は2004年に逮捕されてからずっと拘置所に収容されていて、2013年まで判決が出なかった。 判決が出たと思ったら、それが終身刑だった。太田宣高氏は何をしたのか。 2004年7月、マニラ […]

◆人肉を食べたいという衝動が抑えられなかった29歳の女性

閲覧注意 2011年、29歳のあるフィリピン女性が、インドネシアで逮捕された。彼女の名前は明らかにされていない。彼女は結婚していたが、あるとき彼女の夫の姿が消えた。 彼女は大して気にする風でもなく、たまにパーティーを開いて友人たちに肉料理を振る舞った。 友人たちはそれがとてもおいしい肉料理だったと言っていたのだが、それは後で「人肉料理」だったと分かった。 彼女は、夫を殺害してバラバラに解体して、そ […]

◆日本の赤線地帯「黄金町」は、なぜ2005年に潰されたのか?

2012年10月から12月16日まで、横浜市中区の黄金町で、「黄金町バザール2012」という催しが行われているというのを人づてに聞いた。 これは地域活性化のために生まれた行事なのだが、この街の歴史を知っている男たちは、これが「過去を消すための意図的なもの」であることに気がつくだろう。 黄金町はかつて赤線地帯であり、売春地帯だった。しかし、2005年には日本政府によって完全に潰された。いったい、何が […]

◆フィリピン・サガダには「崖葬」という珍しい埋葬方法がある

人が死んだら、一般的には埋葬されて土に返る。だから、一番自然で、圧倒的に多い埋葬は「土に埋める」ことだ。木製の棺桶に入れて、土に埋めるというのは、人種・宗教・時代を問わず一般化している。 土葬の次に自然なのは火葬だろう。肉体を燃やして、灰にして、そして、灰を土に埋める。日本ではほぼ100%に近い確率で火葬が行われている。 江戸時代では天皇家は火葬、一般人は土葬という時代が長く続いたらしいが、近代に […]

◆松尾国光。フィリピンで何もかも失って親族を射殺して回る

2012年7月23日、フィリピン警察はマニラ首都圏マリキナ市でひとりの日本人を逮捕している。 松尾国光という福岡県出身の56歳の男だ。 松尾国光はフィリピン女性と結婚してフィリピンでタクシー会社を経営していたのだが、経営が傾いて破綻して妻に逃げられていた。 妻の親族には多くの金を貸していたのでそれを取り返しに行っている。しかし、あえなく断られていた。 つまり、会社は倒産、妻には逃げられ、親族には金 […]

◆植民地化されたフィリピン。歴史とは人の「血」の中にある

血液は単なる赤い液体ではない。それは、自分を生んだ先祖の情報が刻み込まれている特殊な液体だ。そして、歴史とは遺跡や化石の中にあるのではない。 歴史は、人の「血」の中にある。 フィリピンもそうだ。フィリピンがスペインの植民地にされたのは1565年だ。それから1898年までずっと統治されていた。 「統治されていた」と書けば、単に支配されていただけのように見えるので、実態のある言葉で言い直せば、333年 […]

◆フィリピン女性。当時の日本人は彼女たちをどう見ていたか?

フィリピン編 あなたは覚えているだろうか。1980年代から2000年代半ばまで、日本の夜の世界にはフィリピン女性で溢れていたことを……。 日本に就業目的でやってくる外国人の60%はフィリピン人だった。外国人「女性」に限れば、なんと日本で働く外国人女性の80%は、フィリピンから来た女性だったのだ。 日本のバブル時代から彼女たちは日本に来ていた。そして、日本の夜に定着していった。そして、バブルが崩壊し […]

◆フィリピンで死刑を宣告、長期収監されていた日本人が16年ぶりに恩赦された

1994年。フィリピン中部ネグロス島のバコロド空港で、娼婦から渡された土産の中に大麻2キロが入っていたことが発覚して逮捕された男がいる。鈴木英司氏である。 この事件は発端から私もよく覚えていて、時おり報道される記事には注意深く目を通していた。前にも、どこかで彼のことは書いたかもしれない。 鈴木氏は知らなかったと一貫して主張したが同年12月には死刑判決を受けた。翌年、マニラ首都圏モンテンルパ市の刑務 […]