売春地帯をうろうろして女から女へと渡り歩くハイエナのような男にとってコンドームは必須だ。
そこでは淋病も梅毒もHIVも半端ではないほど蔓延している。タイの売春地帯では、普通の抗生物質では治らないスーパー淋菌も蔓延しているし、最近は急激に梅毒が拡大するようになっている。
そんな世界では、自分の身を守るためにも女性の身を守るためにもコンドームはなくてはならないものなのである。
しかし、売春地帯には自己防衛よりも快楽の方を優先する男もいるのも事実だ。彼らは頑なにコンドームを嫌う。「コンドームを付けると快楽が減退する」という思い込みを持つ男もいるし、「膣内射精しないとセックスしたことにならない」と言う考えを持つ男もいる。
とは言いつつも、売春地帯の女性の多くはコンドームをしない男に性サービスをしないし、男がそれを主張しても受け入れない。それが普通だ。
しかし、中には「コンドームをしなくてもいい」という女性もいる。そんな女性が大量に満ち溢れている国がある。そのため、コンドーム嫌いのハイエナの中には、意図的にこの国に向かう男もいる。