閲覧注意
今は人の出会いはインターネットから始まる。多くの人は、フェイスブックやインスタグラムで自分の私生活を公表するので、SNS(ソーシャルネットワーク)が「出会いの場」となる。
フィリピンのセブ島に住んでいた15歳の少女クリスティーン・リー・シラワンもまたフェイスブックを利用して自分の写真や私生活をアップしていたのだが、多くの男たちから友達申請があって、彼女はそれを次々と受け入れていた。
彼女はそれを楽しんでいた。まったく見知らぬ男たちとメッセージのやり取りをすることにも抵抗がなく、大胆なことにSNSのプロフィールに「ストーカーもウェルカム」と記していた。
彼女に熱心にコンタクトする男も大勢いた。彼女はボーイフレンドもいたが別れたばかりだった。もしかしたらSNSで新しい「彼氏」を見つけようとしていたのかもしれない。彼女は見知らぬ男たちと際どいメッセージのやり取りをするのを好んだ。
そして、2019年3月。彼女は母親に「出かけてくる」と言って誰と会うともどこに行くとも言わないまま、ふらりと家を出てそのまま帰ってこなかった。やがて、近くの広場で彼女の遺体が発見されたのだが、その遺体は悲惨だった。今まで聞いたこともないような、信じられない損壊だった。