7つの教訓。選ぶ相手を間違えると非業の死を遂げることもある?

7つの教訓。選ぶ相手を間違えると非業の死を遂げることもある?

「紀州のドンファン」と呼ばれた野崎幸助氏は金で美しい女を手に入れたが、その3ヶ月後に謎の死を遂げている。(ブラックアジア:◆野崎幸助。結婚して3ヶ月後、何者かに覚醒剤を盛られて絶命

野崎幸助は77歳だったが、とても大切なことを忘れていた。一緒になる相手は「自分が好きな女性を選ぶよりも、自分を好きになってくれる女性を選ぶ」方が合理的であることを。4000人の女性と関わったと言っていた男は、最後までそれに気づかなかった。

しかし、世の中はそんなものだ。こうしたちょっとした教訓に気付く男はそれほど多くないし、気付いても合理的に動ける男もやはり多くない。

男と女の関係は簡単ではない。しばしば選択を間違え、悲劇が生まれる。

男と女が出会って付き合ったりすると、しばらくして相手が自分の性格や気質に「合う」とか「合わない」というのが、ある時、急に分かることがある。

人間は初対面の人間には、互いに本性を隠して表面だけで付き合おうとする。「猫をかぶる」という言い方もあるが、誰でも初対面くらいは良く思われたいので、体面を取り繕う。

だから、付き合い始めは相手の性格が分からない。しばらくして、分かるのだ。(鈴木傾城)

プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。

どれだけ経験を重ねても、女性の本性を見抜けない

自然な人ほど、初対面の印象がそのまま続くのだが、取り繕っている人ほど、付き合う途中で素の性格が表れるようになる。思ってもいなかった相手の側面を発見して、時には驚くこともあるはずだ。

優しい人だと思った人が実は冷酷な性格だったり、無口だと思った人が実は饒舌だったり、悩みなどまったくなさそうに見えた人が実はとても繊細だったり、人は初対面と違うことは往々にして珍しくない。

表社会でもそうだが、これがアンダーグラウンドの世界になるともっとひどい。真夜中の世界では、出会ったときの印象と、ふたりきりになったときの印象が「まったく違う」のは珍しくない。

面白いことに、これは国境や人種で違いはない。

バーで出会ってしばらく話をして、「とても自分に合う」と思っても、二人きりになるとすべてが演技だったということもあった。

逆に、「これは一波乱ありそうだ」と思いながら、それでも好奇心を抑えられずにペイバー(連れ出し)した女性が、実は驚くほど好感が持てる女性だったことも多い。

そうかと思えば、裏表がまったくなく、出会ったときの印象そのままの性格で何の意外性もない女性もいる。

何千人も女性と関わってきたのなら、初対面でそれが見抜けるはずだと思う人もいるかもしれない。しかし、それがどんなに鋭く女性を観察しても、やはり「分からない」のである。

何となく最初に感じるものがあるのだが、それが当たるときもあれば、当たらないときもあって、最終的に私は「人間は最初から見抜けない」と結論を出した。

途中で「何かおかしい」と、気付くことはかなりあるが、基本的には、目の前の女性が詐欺師であっても、殺人鬼であっても、最初からそれを見抜けない。

刹那的な出会いは、男にとっても女にとっても危険なのだ。時には命に関わることもある。だから、そんな殺伐とした世界で気の合う女性と出会うと、その喜びと愛おしさは尋常ではないほど大きい。

異質な女性は、印象には残るが気が休まらない

私はあまりにも大量の女性と関わりすぎて、「気の合う女性」よりも、どこか「異質な感じのする女性」や「個性のある女性」ばかりを選んできた。

なぜなら、女性の個性は千差万別だから、今までと違う女性であればあるほど強い印象を残してくれるからだ。

「紀州のドンファン」野崎幸助氏は「美しい女」というジャンルの女性とばかり付き合っていたようだが、実際問題として同じタイプの女性とばかり刹那的に付き合っていては、1週間も経てばもうその女性の印象が他の女性とダブって消えてしまう。

古い女性の想い出が、新しい女性の思い出とダブって想い出が輻輳(ふくそう)してしまうのである。

これが個性的な女性であれば、そんなことはない。その個性が強烈であればあるほど、想い出が上書きされずにそのまま残ってくれる。美しさはだいたい似通っているが、個性は千差万別だからである。

そのようなこともあって、私は無意識に自分の好みの女性ではなく、あえて異質な女性ばかりを選ぶようになっていった。

最初は東南アジアの女性ばかりだったが、やがて私は東南アジアの女性からも離れて、インド圏の女性に関心を持つようになった。それも異質を追いかけていたからであるとも言える。(ブラックアジア:売春地帯をさまよい歩いた日々/インド・バングラ編

しかし、異質な女性というのは、往々にして自分に合わない気質でもある。印象には残るが、気が休まることがない。あまりにも個性的すぎると、その個性が手に負えない。

それでも私は過去の女性の想い出が輻輳して上書きされるのを避けたかったので、一波乱ありそうだと思っても個性的な女性や、今まで考えたこともなかった女性ばかりをペイバーしてきた。

今考えると、それが私を消耗させてしまったのかもしれない。

最後は、異質を探し求めてバングラデシュの奥地までさまよい歩いていた。しかし、猛烈な熱気の中で気を失いそうになりながら、「なぜ自分はこんなところにいるのだろうか」と急に自分を見失いそうになったのを覚えている。

インド圏の女たちは好きだったが、その強烈な性格は私を圧倒し、私を追い詰めていた。私は彼女たちに太刀打ちできなかったのである。

バングラデシュ。猛烈な熱気の中で気を失いそうになりながら、「なぜ自分はこんなところにいるのだろうか」と急に自分を見失いそうになった。

真夜中の世界で得た教訓というのはシンプルなもの

結局、今になって思うのは、真夜中の世界で私が得た教訓というのは、とてもシンプルなものばかりだった。少なくとも、それを他人に話したら、驚愕されるものでも何でもない。

教訓(1)

素晴らしい女性と一緒にいると時間は味方になる。
そうでない女性と一緒にいると時間は敵になる。

東南アジアの歓楽街で私が得たのは、別にそこを数十年もさまよい歩かなくても誰でも分かる教訓だった。

いくら美しくても、いくら素晴らしい身体を持っていても、いくら人気のある女性であっても、彼女が自分と合わなければ、それは何の意味もない。

では、私はどうすれば良かったのだろうか。私が手に入れた教訓は、奇異でも何でもない。ことごとく、当たり前のことばかりだ。

教訓(2)

自分にとって難しい女性には手を出さない。
ひとつの問題が解決する前に次の問題が起きる。

女性には個性があって、自分にも個性がある。だから、他人にとって難しい個性でも、それが自分に合うかもしれない。逆に他人にとって素晴らしい個性でも、自分には合わない個性かもしれない。これを間違うと、その女性と一緒にいるだけで、次から次へと問題が発生する。

教訓(3)

他人の評価はどうでもいい。
自分に合わなければ、時間と金を失う。

「合う」「合わない」というのは、自分本位で考えなければならない。他人の目や世間体で「素晴らしい人」であっても、自分に合わなければ、浜辺で砂の城を作るようなもので、どんなに注意深く築き上げても、波が来れば空しく崩れていく。

教訓(4)

自分に合う女性が、素晴らしい女性。
何の努力をしなくても、自動的に幸せな気分になる。

本当の意味で自分に「合う」女性がいれば、相手が理解できるので、一緒にいても相手に合わせる努力が必要ない。同じなのだから、自然と「合う」のである。だから、何の努力をしなくてもいい。

教訓(5)

自分に合わない女性と一緒にいない。
どんなに努力しても報われない。

これが「合わない女性」であれば、どんなに気を遣っても、どんなに努力しても、報われない。さらに、相手が理解できずに相互不信も募っていく。ちょっとしたことでも、意見が噛み合わないので、ささいなことで対立する。

教訓(6)

自分と同じ性格や気質の女性とは一緒に楽しめる。
価値観も同じだったら一緒に暮らせる。

性格や気質が同じであれば、1分でも1秒でも一緒にいたいと思う。一緒にいることの方が自然に思えて、離れたくなくなっていく。離れれば、いつまでも忘れられない。

教訓(7)

自分に合う女性と一緒にいる。
何の努力をしなくても報われる。

もちろん、人間だから、感情には波があるし、行き違いから衝突が起きることもある。しかし、そうであっても、根底の部分で価値観が共有できていると、衝突はすぐに収まるし、深刻なものになっていくことはない。

そう考えると、途中から「異質な女性=自分と違うタイプ」を選び続けていた私は、道を踏み外して遠くに向かっていたということになる。いや、それとも、私は真夜中をさまよう日々を止めたくなかったので、無意識にそのような選択を行っていたのだろうか……。

何にしろ結局は自分に合う相手を選ばないと、悲劇が生まれる。美しい女しか関心がなく金がすべてを解決してくれると思っていた野崎幸助氏はこのあたりに気付いていなかった。選ぶ相手を間違えると非業の死を遂げることもある。身につまされる……。

結局、今になって思うのは、売春地帯で私が得た教訓というのは、とてもシンプルなものばかりだった。少なくとも、それを他人に話したら、驚愕されるものでも何でもない。「常識」が教訓だった。
 

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