鈴木傾城

売春地帯

◆バングラデシュの極貧売春地帯。物理的に沈みゆくエリアに暮らす女たちの姿

私が愛したタイは1980年代のタイだ。バンコクはすでに大都会だったが、奥に入るとスラムが広がって貧困の世界があった。私の愛した女性たちはその貧困に生きていた。だから私もまたその貧困にとらわれた。さらにバンコクから一歩郊外に出ると、東南アジア...
一般

景気が悪化したら途上国では暴動が起きて、先進国では政権が倒れるのが常識?

途上国では若年層人口も多い。途上国では人口の中央値年齢が20代前半という国が珍しくない。失業中で、将来展望を持てない若者が大量に存在すると、抗議デモもしばしば暴動化する。一方で先進国では暴力よりも政権が倒れる形でそれが表出する。それが今まで...
LGBT

◆レディーボーイとインド人男性の仁義なき戦い。盗むか盗まれるかの資本主義

2025年のタイの歓楽街の報道を見ていて思うのは、相変わらずインド人がレディーボーイのターゲットになっていたり、インド人がトラブルを起こしていたりする報道が延々と続いていることだ。レディーボーイとインド人男性の仁義なき戦いと言えるかもしれな...
アメリカ

アメリカは「世界の警察官」から「世界の暴力団」へ。今後、世界はどう動くか?

トランプ政権下のアメリカは「世界の警察官」から「世界の暴力団」への変貌といってもいい。国家の行動様式が変わった。いずれ、通貨、金融、同盟、企業活動に影響が波及していくだろう。今のアメリカでは水面下で「アメリカ離れ」が加速していくのは避けられ...
女性問題

◆SNSで流れている「良い膣・悪い膣」の図。良い悪いで決める発想の落とし穴

SNSで時おり奇妙な画像が流れてきたりする。この日に見たのは「良い膣・悪い膣」という内容のものだった。どうやら、成人雑誌らしき「膣特集」の一部だったようで、普通ならばこうしたものは女性は目にしないものだったはずのものだったのだが、SNSでは...
一般

『鈴木傾城のディープナイト』ポッドキャストを新たに始めることにしました

改めまして、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。新年早々、みんかぶのほうで『アジアの暗黒街で愛を探した男』の連載を始めさせて頂きました。パッポンのマイも、この連載記念特典として全文を掲載しております。お楽し...
ブラックアジア書籍

◆【連載記念特典】パッポンのマイ。なぜ自分はここまで堕ちたのかと、涙した

連載記念特典! この内容は『ブラックアジア 売春地帯をさまよい歩いた日々 タイ編』の中から「パッポンのマイ」を〝全編〟掲載しています。『アジアの暗黒街で愛を探した男』で登場したマイは彼女のことです。会員の方はぜひお読みください。二十歳《はた...
周知

『アジアの暗黒街で愛を探した男』、みんかぶにて連載を開始します

皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。今回、新たに連載を始めることにしました。タイトルは『アジアの暗黒街で愛を探した男』です。これまで「ブラックアジア」では主に女性たちの人生や背景に焦点を当てて書いてきました...
一般

今年最後の投稿。今年はいろいろありました。2026年もよろしくお願いいたします

ブラックアジアも、今年最後の投稿となります。今年は心臓の手術を3回もおこなう激動の年になり、体重も14キロも落ち、体力も激減して肉体的には大変な年だったのですが、特に滞りなくブラックアジアも続けることができて良かったです。心臓の問題について...
心理

◆セックスシンボル、ブリジット・バルドーの無視されている暗部に真実がある

フランスを代表する女優ブリジット・バルドーが、2025年12月28日、南部サントロペにある自宅「ラ・マドラグ」で死去している。享年91歳だった。死因は公表されていない。エマニュエル・マクロン大統領も、SNSで「彼女の映画、声、輝き、イニシャ...
戦争

隣国憎悪はますます燃え上がる。情報量の増加によって対立は先鋭化されていく

隣国憎悪は、どこにでもある。相手がこちらに憎悪を向けているのであれば、こちらも相手に憎悪を向けることが自国の防衛となる。相手に憎悪を向けられて暴力を向けられてもヘラヘラしていたら国が滅びてしまう。憎悪には憎悪で立ち向かうことで自国が守られる...
社会問題

◆「男は年を取れば性欲が枯れる」という共通認識と現実社会のズレの問題とは?

静岡県三島市では、銀行内で同僚の20代女性にわいせつな行為をしたとして、58歳の銀行員が不同意わいせつの疑いで逮捕された。兵庫県養父市では、市役所内で28歳女性に同意なくわいせつな行為をしたとして、58歳の男性職員が停職6か月の懲戒処分を受...
東南アジア

タイ語とクメール語の語感は違ったが、言葉が統合されることはないと気づいた日

タイ語とクメール語(カンボジア語)はまったく違う。あるとき、カンボジアの女性の、話すささやくようなクメール語に惹かれたこともあったのだが、それはタイ女性の話すタイ語では感じたことのないような語感だった。そしてタイ語とクメール語の違いのことに...
事件

◆デリヘル店の共用冷蔵庫に赤ん坊の生首。なぜ彼女はそんなことをしたのか?

みんなが共用で使っている冷蔵庫を掃除しようと思って中を見たら、タッパーの中に赤ん坊の生首と四肢があったら誰でも驚くだろう。そのような猟奇的な事件が2025年12月にあった。場所は東京都墨田区錦糸町の繁華街にあるデリヘル店の待機場で、そこの冷...
インド圏

バングラデシュ混乱。腐敗したハシナ元首相を叩き出した学生運動家が暗殺される

バングラデシュでふたたび大きな暴動が起きている。言うまでもないが、バングラデシュの混乱は一過性ではない。そう言い切れる理由は明確だ。バングラデシュでは政治・社会・制度の各層にまたがる不安定要因が同時に存在して絡み合っているのだ。今後もバング...
心理

◆エクストリーム整形。「自然な外見に戻りたい」と思ったときはもう戻れない

2025年12月9日、タイ・プーケットで1人のインフルエンサーが死亡している。全身タトゥーと超過激な身体改造で知られたメアリー・マグダレン、33歳である。彼女の整形はもはや狂気じみている。それは彼女の顔を一目見ればすぐにわかる。眼球タトゥー...
心理

自分が超人ではないことを知り、かと言ってダメなわけではないことも知っておく

夢を見すぎてバランスを崩してはいけない。自分が超人ではないことを知り、かと言ってまったくダメなわけではないことも知り、その上でできる限りの可能性を探っていく。そうやって現実を直視して生きるのは役に立つのだ。きちんと現実を直視する能力が自らを...
心理

◆ルーマニアの闇。ヴァン・ダムに女性を斡旋したモレル・ボレラとは何者か?

ルーマニアは人身売買の巣窟となっている国であり、国中の少女たちが人身売買業者の標的となっている。そんな中、慈善活動にも積極だった同国の大物実業家であるモレル・ボレラの「裏の顔」が暴かれているのが注目されている。きっかけは、有名なアクション俳...
一般

社会状況が悪化した際の「不必要な絶望」を避ける上で知っておくべきこととは?

「自分がどこまでのダウングレードなら心理的に耐えられるのか」を知らずにいると、現実がそれを超えた瞬間、耐久力が尽きる。だから、したたかに生き延びるためにも、まずは自分自身の最低ラインを把握しておく必要がある。それを知っておけば、何かあったと...
売春地帯をさまよい歩いた日々

◆物乞いで生きていたシャーミカに向けられた差別はどのようなものだったか?

インドをうろついていたとき、私が友だちになったのは同じ旅人ではなくて、現地のスラムに住む女性だったり、物乞いをしているホームレスの女性だったり、売春で生きている女性たちだったりした。書籍『絶対貧困の光景』では、初めてインドに降り立ったときに...
多文化共生

日本人は、まだ「国がなくなるかもしれない」と思うところには至っていない?

日本人は、国民や民族がどんなに危機に瀕しても国は残ると勘違いしているのかもしれない。だが、国内の政治的混乱や衝突、周辺国の侵略、戦争、飢餓や伝染病や高齢化による人口の減少、天災などの国土の破壊などのさまざまな理由で、「国」という巨大な存在で...
南米

◆プエルトリコの売春はどうなるのか?合法化しようが規制しようがそれは続く

あまり知られていないが、プエルトリコはアメリカ領である。もともとはスペイン領だったのだが、その後はアメリカの領土として統治され、今は自治区として落ち着いている。青い海、白い砂浜、スペイン風の色鮮やかな旧市街、夜通し響くサルサのリズムがプエル...
貧困・格差

健康寿命を失い、貯金もなく、年金で暮らすこともできないのに寿命だけは続く

年金で暮らすこともできないのに寿命だけは続く。もし、60歳になった時点で老後を支えるだけの資産が十分にあると思ったら、それは幸せなことである。もし、そうではなかったらどうしたらいいのか。そのときは「幸せを感じるダウングレード」を模索すべきで...
風俗

◆日本の社会の構造そのものがセックスを排除する方向に機能している状況に?

日本政府が隠れ移民政策・多文化共生政策を粛々と進めているので、昨今の日本では外国人問題が深刻化しているのだが、誰も指摘しないのは、この外国人問題は少子高齢化とも絡んでいることだ。人口がどんどん増えていけば、外国人を入れる必要もない。内需も日...
東南アジア

タイに君臨する東南アジア最大級の財閥「チャロン・ポカパン・グループ」とは?

タイでコンビニと言えば、セブンイレブン一強である。現地では「セウェンイレウェン」と呼ばれているのだが、とにかくどこにでもセブンイレブンがあって、砂糖入りの緑茶なんかがずらりと置かれている。このセブンイレブンは東南アジア最大級の財閥チャロン・...
事件

◆元風俗嬢にカモにされたら、2900万円くらいは簡単に詐取されてしまうのが現実

「頂き女りり」という悪質な詐欺女が情報商材をばらまいていたので、これによって男を騙す手口が可視化されたのだが、この手の「色恋詐欺」は昔からアンダーグラウンドでは延々と使われている。今度は東京都内で働いていた32歳の元風俗嬢が、白血病を偽って...