ナイジェリアのイスラム武装組織「ボコ・ハラム」は女性に教育を与えるのはイスラム的ではないとして、女学生を270人近くを拉致した。
この事件は世界に大きな衝撃を与えて、世界中の女性がボコ・ハラムに抗議するという事態になっていった。(ナイジェリアの少女270名拉致事件でボコ・ハラムが犯行声明)
アメリカは特殊部隊を送り込んで、このボコ・ハラムから拉致された女性を取り戻そうとしているが、ナイジェリア北部に広範囲に渡って広がっているイスラム支配の中で、少女を取り戻すのは容易ではない。
そんな中で、ボコ・ハラムは国際世論を嘲笑うかのように、爆弾テロや新たな拉致を行っている。
2014年6月24日には、北東部ボルノ州の集落が襲撃されて、30人もの村人が惨殺されて、60名の少女が連れ去られた。さらに、2014年6月26日に起きた爆弾テロでは少なくとも21名が死亡する大惨事となっている。
こうした派手な事件の裏で、ナイジェリアには、国際的にはほとんどニュースにならない事件も裏側で起きている。道を外した男女に対する社会的制裁だ。