経済

インド圏

バングラデシュ混乱。腐敗したハシナ元首相を叩き出した学生運動家が暗殺される

バングラデシュでふたたび大きな暴動が起きている。言うまでもないが、バングラデシュの混乱は一過性ではない。そう言い切れる理由は明確だ。バングラデシュでは政治・社会・制度の各層にまたがる不安定要因が同時に存在して絡み合っているのだ。今後もバング...
経済

国は衰退し、企業は弱体化し、将来もっと貧しくなっていく日本人の姿が見える

1993年くらいまではまだバブルの余波もあり、いずれまた日本は経済大国として「陽はまた昇る」と考える人々も少なくなかった。当時は日本経済は華々しく復活すると断言する経済評論家もたくさんいた。しかし、違っていた。彼らは時代が変わったことが見え...
東南アジア

成長できないインドネシア。なぜ人口約2.8億人を抱える国が成長できないのか?

インドネシアの実質GDP成長率は長期的に約5%前後で推移してきた。表面的には「高成長」に分類される数字であり、国内外のメディアでも「人口増と内需の拡大を続ける強い新興国」というイメージが広く共有されている。だが、実際にはこの成長率は低下傾向...
東南アジア

ベトナムが直面する中所得国の罠。安さという武器が効かなくなったがどうする?

ベトナムはこの30年で世界経済の注目を集めてきたが、その成長の土台となったのは「安さ」という武器である。これが失われつつある今は、まさに正念場にきたと言っても過言ではない。もう少しうまくやればアジア有数の富裕国になれるポテンシャルがあるのに...
インド圏

バングラデシュ。政治的カツアゲが横行して経済が停滞している新興国の国のひとつ

バングラデシュでは、政治団体や議員が大企業から零細商店、さらには個人にまでショバ代をカツアゲして回っている。表向きは「寄付」「警備」「通行料」などの名目となっている。拒否した場合、営業妨害や物品破壊、虚偽の犯罪告発など、荒っぽいやり方で商売...
東南アジア

タイの株式市場は7年で半分に下落。ペートンタン政権も支持されておらず弱体化

タイの株式市場は長期チャートを見ても、2018年初頭に100ドル超となったあと、ずるずると下落して現在は50ドル近辺となっている。この7年で株価は半分まで下落した。さらに現在は、政治経験も浅く、力のない首相がトップに立って政治は荒れるばかり...
経済

日本で月給制から週給制の流れが広がったとき、何に気づかなければならないのか?

企業にとって有利ということは、働く人々にとっては不利な環境なのだ。景気変動の影響を直接受けやすくなり、少しでも景気が悪くなったり、悪くなる兆候が見えたりすると、クビを切られやすくなり、仕事が見つかりにくくなる。週給制が定着すると、経済的苦境...
東南アジア

ベトナムの貧困率が下がっても、ベトナムが豊かになったという意味ではない理由

ブラジルで開催されたG20で、ベトナムのファム・ミン・チン首相が「ベトナムの貧困率が下がった」と報告している。これを聞くと、ベトナムは豊かになったのかと勘違いしてしまうかもしれない。しかし、貧困率が下がっても、ベトナムが豊かになったという意...
社会問題

◆円の価値の喪失は、日本が日本女性を失うひとつの兆候と気づいている人はいない

私が最後にタイにいたのは2019年なのだが、この頃のレートは1万円が2900〜3000バーツだった。かつては1万円が4000バーツの時代もあったので、それを考えると3000バーツあたりは、「ずいぶんタイのバーツの価値も上がった。いや、円の価...
経済

タイの小悪魔アイリーンが町田の「ちょんの間」にいた時代が今も懐かしい

『グッドナイト・アイリーン 町田「ちょんの間」の闇にいたタイ女性(鈴木 傾城)』私は電子出版でブラックアジア的小説『グッドナイト・アイリーン 町田「ちょんの間」の闇にいたタイ女性(鈴木 傾城)』を出している。この小説(中編)は一応、小説のス...
売春地帯

◆優しい人は、まず最初に「この言葉」を言えるように訓練しておく

フィリピン・アンヘレスでひとりの女性に会った。彼女はゴーゴーバーでダンサーとして働いていたのだが、優しい性格の女性で私は彼女がとても気に入っていた。アンヘレスにいる時間が終わって日本に帰る前、彼女は「メールアドレスを教えて」と言ってきたので...
会員制

◆これから起きる景気後退は、自分の能力では乗り越えられないものになるのか?

景況悪化はリーマンショックや東日本大震災を超えるものとなっている。世界はもうリセッション(景気後退)を避けられなくなっている。今度の景気後退は凄まじく深い。かろうじて暮らしていた人々は一気に貧困のどん底に突き落とされる。貧困はより深く、より...
多文化共生

イギリスは、社会不安が「巨大暴動」という形で再燃してもおかしくない状況に

イギリスもまた超格差社会である。『今日のイギリスは、先進国の中で最も不平等な国の1つ』と英社会学部教授は指摘する。イギリスでは5人に1人が貧困状態で暮らしている。50万人近くがフードバンクを利用している。女性の中には生理用品が買えないという...
貧困・格差

表社会から裏社会、そしてどん底になればなるほど賃金は「日給」になっていく

昼職と夜職の大きな違いは、昼職は「月給」が基本であり夜職は「日給」が基本であることだ。また昼職は有休なども整備されていて、一定時間働けば賃金が保障される「固定給」なのだが、夜職の多くは「歩合給」である。固定給と歩合給を組み合わせたものや、本...
貧困・格差

◆インド。改善されない貧富の差と腐敗、縁故主義が経済成長を阻害する

2018年11月30日。日本経済新聞は『インド7.1%成長、消費・投資ともに堅調』というタイトルで、インド経済が好調であることを伝えている。7.1%とは大した伸びだと、感慨深くインドを思った。しかし、私はインドに関しては、やや懐疑的なスタン...
会員制

◆最後のひとり。斜陽の世界では最後まで生き残った存在が力を持つ

ワシントンポストは、かつてはアメリカを代表する強大な新聞社だった。しかし、インターネット時代になって新聞が読まれなくなったことで売上も利益も極度に減少していき、かつての所有者だったグラハム一族は事業をアマゾン創始者のジェフ・ベゾスに売った。...