インド

4/5ページ

◆14歳と16歳の少女をレイプして殺害、木に吊して見せしめ

インドでは2012年12月にニューデリーでひとりの女性がバスの中で集団暴行されるという事件が起きた。(インドで起きている残虐なレイプは増える可能性もある理由) この事件に憤って、インド各地で激しい抗議運動が起きたが、それでもレイプ事件は一向に減らない。 外国人女性もインド国内で次々とレイプされているが、国内では低カーストやダリットの女性が集中して襲われている。 ダリットとはカースト制度にも入れない […]

◆インド売春地帯の荒廃にショックを受けた私に起きたこと

良い意味でも、悪い意味でも、強烈な体験をしてその興奮が脳裏に刻み込まれてしまったら、それが「反復」行動を生み出すことがある。 「強烈さ」をもう一度味わいたくて、何度も何度も同じことをしてしまう。 日常の小さなことでも、そういった反復はよく生み出される。 ショックを受けるほどのスパイシーな料理が存在する。そういったものを食べて、最初はその辛さに「いったい、この料理は何だ」と当惑する。 しかし、それが […]

◆人が行方不明になる。この世から掻き消されるように消える

人が突如として行方不明になる事件はもちろん昔から今も延々と続いている。 自分の意思で姿を消す人もいれば、拉致されて姿を消す人もいる。あるいは人知れず事故に巻き込まれて遺体が見つからないまま行方不明として片付けられる事件もある。 私がまだ若かった頃、ネパールで行方不明になった女性がいて話題になったことがあった。当時、私も東南アジアに入り浸って長期の放浪を繰り返していたので、他人事ではなかった。 行方 […]

◆インドで成長が止まったら、その膨大な人口が政府の敵になる

ガート・コパールはボンベイ郊外にある貧困地域の一つで、スラム街が拡がっていることでよく知られた場所だ。 面白いことに、トタン屋根の隙間だらけのスラムの掘っ立て小屋であっても、電気が通じてテレビが見られる家庭もある。 電気は勝手に電線から引いてきて使っているのはインドネシアのスラムと同様である。それが元で漏電し、スラム全体が燃えてしまう事件もある。 スラムは防火対策などまったく考えられておらず、狭い […]

◆超人になるための方法論は、すでにインド人が見つけていた

心と身体が一致しているというのは、アスリート(運動選手)の間ではよく知られているが、一般にはまだ知られていない。 一流の運動選手になると、精神集中のためにも、瞬発力を出すにも、必ず呼吸を意識するという。 たとえば、ボクサーはパンチを打つときは必ず息を吐く。それを徹底させるために、パンチを打つときは、「シュッ、シュッ」と口で音を出すように指導される。 ウエイト・トレーニングでも、ウエイトを持ち上げる […]

◆民族が少数派になると、言語も文化もやがては死んでいく

2013年10月29日、CNNは中国の山奥にある少数民族の母語が消えていく可能性があることを報道している。 中国貴州省に「トン族」という少数民族がいて、独自の文化、独自の言語を持っているのだが、学校では標準中国語を教えていて、どんどんトン族の母語が浸食されているのだという。 トン族の言語を話す話者は約300万人いて、それはそれで十分な数であると私たちは考える。 しかし、中国語(標準語)を話す話者は […]

◆これから何度でも残虐非道なレイプ犯罪がインドで発生する

インドで再び凄惨なレイプ事件が起きており、国際記事になっている。 2013年10月22日の夜、インド北部のウッタールプラデシュ州で、わずか13歳の少女が3人の男にレイプされ、そのあとに生きたまま火を付けて放置したという事件である。 この13歳の少女は、身体の80%が焼けただれてしまい、病院で死亡した。犯人はまだ逮捕されていない。 インドでは2012年のバス内レイプの事件があってから、レイプ犯に対し […]

◆6億人がトイレのない住居に暮らすインドは変われるのか?

インドでは6億人が絶対貧困の状態にあり、スラムか、スラムに類するような場所で暮らす。家の中にはトイレはない。 首都ニューデリーですら、トイレのない家が山ほどあり、彼らは朝になると線路脇にしゃがみこんで排泄を行う。だから、ムンバイでも鉄道脇のスラムを歩いていると糞尿のニオイがずっと漂っていたりする。 これは、ムンバイでも、コルカタでも変わらない。コルカタのスラムでは鉄道が近くにないときは川沿いがそれ […]

◆インド女性によるヌードやポルノで社会が時代遅れになる

インド女性は保守的で、性的にも抑圧されていて、道徳的で、性行為は秘められたもので決して表沙汰にしないというイメージは、すでに私の中では数年前から壊れている。 インド女性には神秘を感じていたが、今はもうすっかり虚飾が剥げてしまっている。 カメラ付き携帯電話や、スマートフォンでインド女性がどんどん自分撮りをするようになった。 中には、普通の素人の女性が、非常に扇情的なポーズをインターネットにアップして […]

◆インドは、815もの犯罪組織が子供を誘拐して売りさばく国だ

インドは女性にとっては非常に危険で生きにくい国なのだが、子供たちにとっても同じだ。2013年3月6日、インド政府はインド国内でここ3年間で23万6000人の子供が行方不明になったことを報告している。 そのうち、7万5000人の子供の行方は現在も所在が分からず、未解決事件になっているのだという。 2012年10月には、AFP通信は年間5万人と報告しているが、いずれにしても、インドの子供の行方不明は桁 […]

◆絶対に、インドの売春地帯に行くべきではない7つの理由

ブラックアジア「第三部」で、インドの売春地帯の現状を取り上げていたとき、この国のめちゃくちゃな女性差別と女性に対する暴力は、絶対にいつか国際問題になると信じていた。 これはブラックアジア「第三部」を順番に読んで頂ければ、私が何が言いたいのか分かるはずだ。この国は、私たちが知る以前から、女性たちにはずっと地獄だったのだ。(ブラックアジア「第三部」) ブラックアジア「第三部」は、インド売春地帯を記した […]

◆インドでは「1ヶ月のレンタル妻」以上に衝撃的な闇がある

2013年3月。スーダンのナイル石油に勤務する45歳のある男がインドのハイデラバードで17歳のインドの女性と結婚する決意をした。最底辺のカーストの未成年の娘だった。 ただし、この男は彼女と一生を添い遂げるつもりはまったくなく、「1ヶ月だけでいい」と言った。 彼女は結婚する意思はまったくなく、そして彼女の両親も最初は消極的だったが、スーダンからやってきたこの男は1万ルピーをこの両親に支払う約束をする […]

◆インドのガンジス川に死体が流れているというのは本当の話だ

インドのガンジス川(ガンガー)は「聖なる川」なのだが、「聖」だからと言って美しいわけではない。むしろ、その逆に非常に汚染された汚れた川である。 それは、インド中から多くの人たちがやってきて、この聖なる川で沐浴し、聖なる川に死体を流し、ゴミを捨て、サリーを洗い、灯籠を流し、排泄するからである。 まさに、ゴミだらけの川だ。どれくらい汚いのかというと、2007年には世界で最も汚染された川ワースト5に選ば […]

◆身分の低い人間は穢れていると考えるのが、身分制度の無意識

インドのカーストの最底辺の中の最底辺、カーストにすら入れないほどの身分の人間を「不可触民」と言う。英語ではアンタッチャブルである。 「触ることすらできないほど穢れた人たち」 そういう侮蔑が込められた恐るべき言葉が「不可触民」という単語に表れている。 インドでは売春女性が最下層のカーストであるのは意味がある。それは不道徳だからという理由もあるだろうが、他人にかなり密接に「触れる」からだ。 インドでは […]

◆今でもインドでは排泄物を集める仕事しか就けない女性がいる

インドにおける非常に厳しい差別の実態は、ブラックアジア第三部のインド編でしばしば言及した。(ブラックアジア「第三部」) この中で、ダリット(不可触民)と呼ばれる人たちが、私たちの目から見ると、信じられない差別の中に放り込まれていて、苦難の人生を歩んでいることも書いた。 たとえば、掃除や死体処理やトイレのくみ取りの仕事を強制され、それしかできない人たちがいる。(人間の排泄物を両手で集めることを強いら […]

◆集団レイプされて殺され、木に吊されて放置された女性の姿

閲覧注意 2013年1月13日。インド東部ビハール州で、32歳になるひとりの女性が集団レイプされたあとに殺され、木からぶら下がった状態で放置される事件が起きた。 彼女は下半身を剥き出しにされたまま首を吊されていた。 インドでは繰り返し起きている「日常茶飯事」である。普段はこういった事件が国際記事として取り上げられることはないが、この時は彼女の死が世界を駆け巡った。 ちょうどこの頃、インドではレイプ […]

◆インドで起きている残虐なレイプは増える可能性もある理由

閲覧注意 2012年12月16日に起きたインドでの女子学生に対する集団レイプ事件は全世界に衝撃を与えた。 しかし、インドの残虐なレイプ事件は、突発的に起きた事件でも、珍しい事件でもない。 ・年間2万2000件ものレイプ事件が起きているインドの惨状 ・インドで6人の女性の死体。レイプされ、殺され、焼かれた ・ダリットの女たち(1)いまだレイプされ続ける女性のこと ・ダリットの女たち(2)今なお続くイ […]

◆インドの売春地帯をさまよっていた時を振り返り、思うこと

インド編 長らく、インド売春地帯のことを書いてきたので、インドの売春地帯をさまよっていた時を振り返り、思うことをここで書いておきたい。 インド・バングラデシュの売春地帯は、ひとことで言うと、憎しみと犯罪に満ちた場所だった。 ネズミの這い回る汚れたインドのスラムの部屋で、大多数の女たちが見せたのは、親愛の情ではなく、無関心と敵意だった。 あらん限りの理不尽なバクシーシの要求と、悪罵を浴びせられた。ギ […]

◆年間2万2000件ものレイプ事件が起きているインドの惨状

2012年12月16日。インドのニューデリーで、23歳の女子学生が男友達と一緒にバスに乗っているところ、6人の男に絡まれた。 この男たちは酒に酔っており、鉄パイプとライフル銃を持っていた。男友達は彼女を守ろうとしたが、6人に叩きのめされた。 彼女は逃げようとしたが、この6人の男に後部座席に押し込まれ、半裸にされ、6人に代わる代わるレイプされた。 すべてが終わった後、この男たちはボロボロになった彼女 […]

◆娯楽映画として成功した映画『スラムドッグ$ミリオネア』

インドが制作しているボリウッド映画は、現実をほとんど反映していないことが多い。 出てくる登場人物は美男美女ばかりで、現実の貧困や格差や差別から目を背けて、絵空事ばかりを映像にしているのが目立つ。無駄に長く、主人公が途中で踊り出して非現実感が際立つ。 だから、インドの現状を見たければボリウッド映画ではなく、皮肉なことに外国人監督が外国人相手に作った映画を見るしかない。 その中で、娯楽映画として大成功 […]

◆なぜ途上国では線路沿いのうるさい場所に人が住み着くのか

インド編 途上国に行けば、どこでも線路に非常に近い場所、ほとんどギリギリの場所にバラック小屋が建ち、人々が暮らしている。 タイでもそうだ。フィリピンでもそうだ。そしてインドネシアでも、カンボジアでも、インドでもそうだ。 どこの国でも、みんな判で押したように「線路沿いのうるさい場所」に大勢の人たちが住み着いている。どうして、そうなるのか分かるだろうか。 そこは、本当にうるさく、危なく、とても揺れるよ […]

◆行政から取り残され自給自足しているインドの僻地の村の光景

2012年7月30日、31日と世界でも類を見ない大停電で6億人が影響を受けた。 その原因として中産階級になった2億人が電気を使い出したからだと言われた。 インドではほとんど絶対貧困すれすれで生きている人口は6億人以上もいると言われている。その貧困者の大部分が農村部にいる。 インドと言えば、コルカタやムンバイのような大都市ばかりが注目を浴びるのだが、その理由は「田舎に行っても何もない」からである。 […]

◆病気や障害を持った人も、剥き出しで存在するインド売春地帯

インド編 閲覧注意 インドの売春地帯は、完全なる混沌状態にある。 病気の女性も、障害を持った女性も、地方や外国から連れて来られて言葉の通じない女性も、若すぎる女性も老いすぎる女性も、みんな一緒くただ。 障害や病気を持った人たちを社会に組み込むためには何らかのサポートが必要なときもある。 しかし、インドではそんなサポートなどない。そのまま放り込んで、サバイバルさせている。 だから、性病の女性も、精神 […]

◆ムンバイの危険な売春地帯、フォークランド・ストリート

インド編 売春地帯は強烈にインパクトの強い世界だが、その中でも、その殺伐さと暴力的な雰囲気が相まって、脳裏に刻み付くようなインパクトを持つ場所がいくつかある。 ムンバイのフォークランド通りの売春地帯と、コルカタのソナガシ地区の売春地帯が、そうだった。 この2つの売春地帯はブラックアジア第三部の舞台でもあるが、常人では近寄れないほどの悲惨な環境にある。 しかし、ここで生きる女たちの極限なまでの拝金主 […]

◆なぜインドのカースト制度は、「拝金主義」を産み出すのか?

インド編 日本は日常生活を淡々と生きていくという感覚がそこにある。「暮らす」という感覚はそれに近い。生きていくというのは、淡々と「暮らす」のである。 しかし、インドは違う。 分かりやすく言うと、インドで生きていくというのは、「暮らす」のではない。「サバイバルする」のである。 様々なトラブル、様々な文化的軋轢、理不尽、差別。その中でサバイバルする。 それがインドの大部分の生活者の日常だ。まさに今、イ […]

◆タラ・チョーダリー。インド映画界の裏側の高級売春マダム

インドのベンガル語やテルグ語で上映されている低予算映画の女優をしていたタラ・チョーダリーという女優がいるのだが、彼女が2012年4月8日に「売春幇助」で逮捕されている。 彼女自身も妖艶な女優だったが、暴力夫に暴行されたり離婚をちらつかせられたりして夫に言われるがままに売春宿のオーナーになることを決意していた。 そして、チェンナイやアーンドラ・プラデーシュから若い女性を集めて、彼女の人脈を使って、政 […]

1 4 5