中東アラブ諸国では女性を厳しく抑圧してきていて、彼女たちはベールの奥にその肉体を隠されている。
欧米社会のように、彼女たちの素顔や肉体をいつでも垣間見られるわけではない。未だに男と目があったというだけで女性は折檻されたり殺されたりする風土もある。
だから、アラブ女性を見かけても、彼女たちと道ばたで目が合うということもない。
一瞬、目が合うような「事故」があっても、彼女たちはあたかも何も見えなかったフリをして、まったく表情を変えずに消えて行く。
しかし、彼女たちが聖母マリアのように潔癖で、性的にクリーンなのかと言えば、どうなのだろうか。彼女たちの「裏側」には熱い感情や、性の悶えや、快楽や、堕落の喜びはないのだろうか。
もしかしたら、彼女たちは私たちのようなイスラムの部外者には見せない「裏の顔」があるのかもしれない。その「裏の顔」のヒントになるものは、実はある。虚飾を剥ぎ取ったら、何が現れるのか。