若い独身の女性を貧困に突き落とす大きなきっかけとなるもの。それは今も昔も「望まない妊娠」である。
どれだけ性教育を徹底しても、女性が望まない妊娠をするのは避けられない。
男たちは責任を自覚しているとは限らないし、女性は避妊の知識があっても避妊を言い出せるかどうかは分からない。互いに泥酔しているときもあれば、男が避妊を考えてくれるかどうかも分からない。
本来であれば、ピルが最も良い解決方法になる。ピルが身体に合わないという女性もいるので、それがすべての女性の解決方法であるとは言わないが、かなりの女性を妊娠の心配から救ってくれるものになる。
しかし、ピルが普及しているはずの欧米でも若い女性の「望まない妊娠」が避けられていないし、未婚なのにピルを飲むということ自体を嫌う保守的な人々はどこにでもいる。
かくして、若い女性の少なくない数が「望まない妊娠」に直面する。
「望まない妊娠」をしてしまって困難に落ちる女性には次の三重苦があると言われている。