2022年が終わろうとしている。2022年は世界的に見ても成長のない年であった。株式市場も大きく調整し、物価も上昇し、貧困層が拡大して貧困の度合いも深まっていくようなそんな動きが起きていた。
では2023年は希望の持てる明るい年になるのかと言われたらまったくそんなことはなくて、アメリカの経済学者・ヘッジファンド・政府関係者のほぼ全員が「景気後退《リセッション》がやってくるのは確実」と口を揃えるような局面に入る。
ロシアとウクライナの戦争は相変わらず続いており、世界のインフレは落ち着いてきたとは言えども高止まりしており、欧米は利上げを粛々と続けており、中国はゼロコロナ政策に失敗した上に莫大なコロナ感染者を出している。
これらのツケが2023年に一気に火を吹くのである。
景気後退は企業の収益を悪化させる現象を指す。それはすなわち企業が苦しまぎれに人々を解雇する時代に入るということだ。経済学的に言えば、失業率が上がっていく時代に入る。
欧米や中国が景気後退《リセッション》を免れないのであれば、政治の無策が続く日本が無事でいられると思う方が間違っている。日本もまた2023年は経済的にキツい年になっていくのだろう。
景気後退になればリストラや一時休業や雇い止めが増えるのだが、これによって真っ先に苦境に落ちるのは非正規雇用者である。いまや女性の半分は非正規雇用者となっており、若い女性も容赦なく切られて見捨てられていくので、2023年は日本女性にとっても受難の年になるだろう。
日本女性が海外で出稼ぎに行って逮捕される事件も起きているし、都市部では路上に立ってストリート売春をする姿も現れるようになっている。いよいよ日本女性がストリート売春をするようになってきたのだ。
驚きだろうか? いや、そうではないはずだ。ブラックアジアでは「そうなる」とずっと言い続けてきたはずだ。貧困は売春ビジネスを活性化させるのは明らかであった。そして貧困がある臨界点を超えると、ストリート売春が登場してくるのも必然だったのである。