世の中には売春する女たちを直接的にも間接的にも歌った歌が膨大に存在する。日本もそうだし、外国でもそうだ。
以前、ナイジェリアのストリート売春をする女たちの心が震えるようなブルースを紹介したことがあったが、こうした曲は売春する女たちと関わってきた男こそが聞くべき音楽だ。(ブラックアジア:ナイジェリアの売春する女性を取り上げたブルージーな歌)
売春する女たちの曲は、素朴なブルースが最も似合うと私は思っている。実際に私が好んで聞くのもそうしたブルースだ。
しかし、実のところ売春する女たちを歌った歌はロックからポップからラップから演歌までジャンルを問わずに存在しているのが事実であり、古い歌から新しい歌まで、キラ星のように散らばっている。
たまに、そうした歌を見つけると、私は嬉しくなってしまう。自分が関わってきた女たちが主人公の歌なのだから、私が嬉しくならない方がおかしい。
そうした中で、膨大にありすぎて収拾がつかなくなりそうな曲の中から、身体を売って生きてきた女たちのことを歌った名曲10曲を紹介してみたい。知っている歌も、知らない歌もあると思う。好きになれる曲はあるだろうか。