観光立国タイはコロナ禍でインバウンド事業が窮地に陥ってから、起死回生の一手として一気にマリファナ解禁に舵を切った。(ブラックアジア:マリファナでのインバウンド。タイ政府ががむしゃらにマリファナ解禁に走る理由)
もともとタイはその数年も前から欧米のマリファナ合法化の動きを睨んでタイミングを計っていたこともあって、コロナ禍で減った観光客を取り戻すためには、「まさにこのタイミング」であったのだと思う。
「医療目的」という目的(建前)を掲げていたが、娯楽用を黙認したので、タイ政府の目論見通りこのマリファナ解禁は大成功して、タイはコロナ禍があけた2023年から一気に観光客を取り戻したのだった。
2022年6月から、もう外国人はタイでマリファナを吸うのに、こそこそ隠れなくてもよくなった。コンビニよりも多いマリファナ店やそこらのレストランでマリファナを買って、用意された場所やホテルの部屋でマリファナを堂々とふかすことが可能になったのだ。
ハイエナたちは喜んでマリファナを吸い、歓楽街で女性をつかまえてマリファナ・セックスに溺れた。
それはいいが、マリファナが解禁になったことからタイの成人から未成年までが娯楽用のマリファナで朝から晩まで酩酊するようになって依存者が爆発的に増加し、クリニックでも依存者で溢れかえるようになってしまった。
普通、マリファナは適宜に取っている限りはそれほど依存症状を起こさない「ハーブ」なのだが、おやつでも取るような気軽さで朝から晩までマリファナを吸っていたら、心身の調子がおかしくなってもおかしくない。
結局、どうなったのか……。
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