アメリカではすでにコロラド州とワシントン州が嗜好用のマリファナを解禁しており、2015年10月1日にはオレゴン州もそれに続いた。
アメリカの州はそれぞれ赤字を抱えているため、マリファナによる税収は大きなものになる可能性が高く、今後も次々と各州が嗜好用のマリファナを解禁していく可能性が高い。
マリファナは、もう「ドラッグ」ではない。それはコーヒーやタバコと同じ「嗜好物」になりつつあるのである。(世界が、ゆっくりとマリファナ解禁に向けて動いている事実)
オバマ大統領も「私も子どもだった頃に大麻を吸ったことがある」とマリファナを吸っていた経験があることを公然と話しており、「アルコールよりも危険が大きいとは思わない」と語っている。時代は変わりつつある。
もちろん、マリファナもタトゥーやピアスと同じで、それは反逆者たちのシンボルだった時代も長かったので、今でも保守的・道徳的な人々からは嫌われている。
マリファナは解禁に向けて一直線に突き進むわけではない。しかし解禁に向けてゆっくりと前に進んでいる。2015年10月19日には、今度はオーストラリアで医療用マリファナが解禁されることになった。
それにしても、なぜマリファナは規制され続けてきたのか。
それは、マリファナの効き目が「あまりにも多幸感が強すぎる」からであり、かつ「セックスの快楽を想起させる」からである。腰から波のように突き上げてくるその快楽は、とても心地良くセックスに合う。