◆日本でもドラッグ蔓延が広がって、ゾンビのようになった依存者が街をさまよう

◆日本でもドラッグ蔓延が広がって、ゾンビのようになった依存者が街をさまよう

1990年代のバブル崩壊以後、日本政府は延々と経済政策に失敗し続けているのだが、この30年のほとんどを担ったのが自民党である。2022年7月、やはり日本国民は自民党を選んだ。

自民党しか選ぶ政党がなかったとも言える。だとすれば、いよいよ日本は経済的に落ちていくばかりの国になってしまうことが確実となった。経済政策に失敗し続けている政党がこれからも政権を担うのだから当然だ。

若者の貧困はこれからも増えていくだろう。そして、多文化共生も進められているので外国人が大量に日本に定着し、それにつれてドラッグ犯罪もまた増えている。日本でもドラッグの蔓延がこれから止まらなくなる。

ドラッグについては思うことも多い。私の人生の大半は身近にドラッグがあって、それに関わっている女性も珍しくなかったからだ。東南アジアの女たちと関わっていると、時々ドラッグをしている女性と一緒になることがある。

かつてのタイは、ヤワラーの安い旅社(ゲストハウス)に出入りする女性の何人かはシンナー中毒だったし、2000年代前後はヤーバーでハイになっている女性は珍しくなかった。

さらに隣国のカンボジアでは、マリファナ、ヤーバー以外にも、揺頭(ヤオトウ)=エクスタシーと呼ばれるパーティードラッグが『ホリデー』や『マティーニ』のようなクラブで出回っており、売春で生きている女たちが暇つぶしにやっていた。

私自身はこうした荒んだ女たちが嫌いではなかったが、彼女たちを自分の部屋に来てもらって一緒に過ごすことには不安を感じた。彼女たちが恐ろしかったからではない。警察に踏み込まれて彼女のドラッグ所持がバレたとき、私まで一緒に逮捕されるのに不安を感じたのだ。

だから、あからさまにドラッグ依存している女性にはカンボジアでは関わらないようにしようとしたが、それでも気づかないことも多かった。(マイはベトナムに帰った。バスルームで頭を振っていたマイ

時々、ドラッグをしていた彼女たちがまだ生きているのかどうかを考えることもある。生きていても、もう彼女たちは荒廃して弾けるような美しさは痕跡すらも消えているはずだ。考えたくないが、そう思う。

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