若く美しい女性は、自分の意志に関係なく世間から注目を浴びる。だから、美しい女性は自分の容姿が金になるというのを若いうちに知る。
実のところ、美しい女性はそうでない女性に比べて人生で約3億円分の得をするという試算もある。この3億円という数字にどれくらいの正確性があるのかは分からないのだが、「美人は得する」というのは間違いない。
彼女たちは子供の頃から美しいことが武器になることを学習し、自然と自分の持って生まれた美貌を活かせる仕事に就くのを望むようになる。
たとえば、彼女たちの多くはタレントやアイドルやモデルに憧れ、そういった世界を目指そうとする。普通の仕事に就くにしても、受付嬢や接客業など、無意識に美貌を活かせる仕事の方に向かう。
美しい女性は華があり、どこの世界でも好まれる。そして多くの男たちの目を惹きつけ、交際や結婚やセックスを求めて群がっていく。そのため、美しい女性には主導権があり、選択肢もある。彼女は相手を選ぶ立場になるのだ。
その結果、こうした女性たちと付き合うのは「表社会の男たち」にとっては非常に難関と化す。あまりにもライバルがたくさんいて彼女に振り向いてもらうには多大な努力と誠意が必要になってしまうのだ。
そして生まれるのが「美人崇拝」だ。
崇拝するというのは、「自分には手に入らない」から崇拝するわけで、それが表社会の男たちの無意識の概念となっていく。ところが面白いことに、若く美しい女性はアンダーグラウンドの男たちには大した存在ではない。
アンダーグラウンドの男たちにとって、美しい女など「そこらへんの石ころ」みたいなものである。だから、彼らは美しい女を手に入れても大切にするわけでもないし、飽きて他の女が見つかったらゴミのように捨てる。
なぜ、アンダーグラウンドの男はそうなのか?
それには大きな理由がある。