連続レイプ犯罪を犯す人間や、連続殺人を犯す人間たちが、いつの時代でも一定の数だけ世の中に存在する。彼らは、思春期や成人になってから、いきなり犯罪を思いついてやったというわけではない。
実は、子供の頃から、彼らは生き物に対して非常に残酷だったり、他人に対して無慈悲だったりする。
幼少期の頃の性癖がその後の人生にもずっと尾を引いていて、なるべくして犯罪者になったような人が多い。
あるいは、逆に幼少期に受けた暴力や性的虐待がトラウマになっている人たちも多い。子供の頃の性癖やトラウマが、大人になっても覆せないのである。
人はそれほどはっきり幼少期の頃を覚えているわけではない。幼少期を、思い出しながら生きているわけではない。
にも関わらず、人は「子供の頃」を引きずる。それは、凶悪犯罪者の人生をのぞいて調べていくと分かってくる。