人口が増えると、人間は自然を破壊しながら居住地区を拡大していく。どんどん森やジャングルを切り開く。
住むために山を削り、石油を採るために山を削り、石炭を採るために山を削り、ガスを採るために山を削り、鉱物を採るために山を削り、レアアースを採るために山を削る。
世界中で、同時多発自然破壊が進行していて、これからさらに破壊が「加速」していこうとしているのである。人口は72億人を超えて、さらに増えていく。
数年前まで10億人と言われていたインドはいまや12億人で、近いうちに中国をあっさりと抜いていくかもしれない。日本人は減っているが、世界人口は逆に増えているのである。
当然、増えた人たちの分だけ自然破壊が進んで、それが自然環境の激変や異常気象まで引き起こしている要因のひとつにもなっている。
食料がこれからどんどん必要になってくるのに、穀物の生産量は逆に減ってしまっている。需給逼迫が起きるし、これからそれが大きな問題になっていく。