ちょんの間

◆滝井新地。新地が自然消滅するとすれば、ここが最初かもしれない

大阪には、5大新地(ちょんの間地帯)がまだ残っているというので、これらが時代の波に流されて消えゆく前にすべて見ておきたいと思った。 というのも、関東では「町田・たんぼ」「横浜・黄金町」もすべて政府当局によって叩き潰されており、町田のちょんの間の雰囲気を愛していた私には、少なからずのショックを覚えていたからだ。 町田については、電子書籍の小説『グッドナイト・アイリーン』に書いた。町田ちょんの間の主役 […]

◆今里新地。今里という町の光景と雰囲気と新地の行く末のこと

大阪というのは本当に面白いところで、関東ではほぼ全滅した「ちょんの間」が、今もごろごろと残っている。 ちょんの間とは15分、30分、60分程度で小料理屋の二階でセックスを行う売春施設なのだが、「お上」の黙認の上に1950年代からひっそりと日本の裏側にある裏風俗である。 私は東京の郊外にある町田の「たんぼ」と呼ばれるラブホテル街の一角にあった「ちょんの間」に何度もうろうろしていたこともあった。 その […]

◆飛田新地で働いていた坂口杏里はこれからも堕ちていくことになるのか?

飛田新地で暴力団が店を出して資金源にしていたというニュースがあった。(関西の暗部「飛田新地」も、いつまでも存在できるわけではない理由とは) この過程で飛田新地の話を追っていると、ひとりの女性の話題が不意に浮かび上がっていることに気づいた。 彼女の名前は、坂口杏里。 私はテレビを見ないし芸能人にはまるっきり関心も興味もないのだが、この名前には見覚えがあった。彼女は2017年にホストを恐喝した疑いで逮 […]

関西の暗部「飛田新地」も、いつまでも存在できるわけではない理由とは

大阪には、飛田新地、松島新地、今里新地、信太山新地、滝井新地……といくつもの「ちょんの間」が生き残っている。さらに尼崎にも、かんなみ新地が生き残っている。 この6つの新地を関西人は「6大新地」と呼んでいるのだが、実は、私は滝井新地を除いた5つの新地にはすべて足を運んで見てきている。 関東は町田の通称「田んぼ」や横浜の「黄金町」があったのだが、すでに2005年には壊滅した。いくつもの「ちょんの間」が […]

◆写真禁止と言っても、どんどん流出していく飛田新地の夜

基本的に売春地帯は「撮ってはいけない」ということになっている。しかし、もう無駄だ。時代が変わった。撮られるのは、絶対に避けられなくなった。 いくら店が恫喝しようが威嚇しようが、約束事を押しつけようが、もう何の意味もなくなった。 今は誰もがスマートフォンを持っているし、そのスマートフォンには一眼レフにも匹敵するような超高性能なカメラ機能が付いている。そして、やってくる男たちの99%はスマートフォンを […]

◆尼崎の「かんなみ新地」に沖縄出身者が多いのはなぜか?

兵庫県尼崎にある「かんなみ新地」は、東京町田にあった「たんぼ」とよく似ているので、そこを歩いていると建物の古さも相まって、妙に郷愁を感じてしまう場所だ。 かんなみ新地は戦後のどさくさの中で自然発生的にできた「ちょんの間」が、そのまま廃れずに定着したのだと言われている。戦後のどさくさに生まれたというのは、町田「たんぼ」とまったく同じである。 戦後の混乱期、大空襲と敗戦で焼土と化した日本列島では、おに […]

◆尼崎(あま)の闇。未だに残るちょんの間「かんなみ新地」

関東のちょんの間は、黄金町も町田もすべて閉鎖されて久しい。これらの小さな売春地帯は、数十年に渡って夜の闇の中で続いていた。 ここで働いていたのは、日本人女性ではない。そのほとんどが外国人のセックスワーカーたちであり、タイ女性、コロンビア等の南米の女性、韓国女性、中国女性、フィリピン女性で占められていた。 しかし、2004年から2005年までの警察の摘発は徹底的で、ただの一店も生き残ることはできなか […]

◆かつて巨大遊郭地帯だった大阪「松島新地」を歩いてみた

昭和32年(1957年)に売春防止法が施行されて日本から消え去ったのが赤線地帯と呼ばれる特殊な地域である。 こうした場所は、今で言うところの売春地帯だが、こうした売春地帯が日本に存在するのは「恥」だとして歴史から消されていった。 東京では吉原遊郭、大阪では松島遊郭、京都では島原遊郭が有名だったが、この中で松島新地は「大郭(おおくるわ)」として一時期は吉原をも凌いで日本最大の規模を誇っていた場所であ […]

◆大阪。あいりん地区と、飛田新地に寄ったので歩いてみた

大阪に入って、梅田をうろうろ歩いていたのですが、今日は朝の9時頃に天王寺付近にいたところで、大阪環状線の人身事故でまったく電車が動かなくなりました。 どうも、今宮駅で人身事故があったということですが、1時間以上も再開不能とのことです。 まあ、このようなことは海外ではよくあることなので、のんびり待っていたのですが、どうにも動かないので、予定を変更して事故の遭った今宮の手前である新今宮という駅で下車し […]

◆日本の赤線地帯「黄金町」は、なぜ2005年に潰されたのか?

2012年10月から12月16日まで、横浜市中区の黄金町で、「黄金町バザール2012」という催しが行われているというのを人づてに聞いた。 これは地域活性化のために生まれた行事なのだが、この街の歴史を知っている男たちは、これが「過去を消すための意図的なもの」であることに気がつくだろう。 黄金町はかつて赤線地帯であり、売春地帯だった。しかし、2005年には日本政府によって完全に潰された。いったい、何が […]

◆阿部定(さだ)事件。彼女は、どこから来た女だったのか?

戦前の事件なのに、今でもなお名前を知られている特異な猟奇事件が「阿部定事件」である。 この事件は、どこかで女性が相手の男性器を切断する猟奇事件が発生するたびに「元祖」として、繰り返し繰り返し紹介される。 内容はよく知らなくても、阿部定(さだ)という名前だけでも知っている人も多い。 この女性は事件を起こした当時は「女中(現代の言葉で言うとウエイトレス)」だったので、ずっと女中だったと思っている人が多 […]