◆後味が悪すぎた別れ。「甘い言葉の過食」も人生に悪い?

◆後味が悪すぎた別れ。「甘い言葉の過食」も人生に悪い?

バンコクの売春地帯に沈没していたとき、あるゴーゴーバーで、カモシカのように脚の長い痩身《スキニー》な女性がいた。

名前は忘れてしまった。

それほど美人ではなかったが、彼女はとても人気があった。美しい女が他に山ほどいたのだが、それでも彼女の人気は大したものだったと思う。

あるとき、彼女がバーでファランの客と楽しく談笑している中で、後からやってきた別のファランが彼女の前に仁王立ちになり、突如として男は彼女を罵り始め、彼女が抗議し、あわや乱闘になるところまで発展した。

男はひたすら彼女を罵倒していたのだが、まわりの女性や奥から飛んできた店員の男に押しとどめられ、店の外に追い出されていった。そんなことがあった。

その騒ぎが収まった後、「なぜファランは怒ってたの?」と隣に就いていたウエイトレスに尋ねたのだが、彼女はこのように答えてくれた。

「知らない。あの子はノーグッドね。いつも男とトラブルを起こしてる。前にもあった。男から”Money many many”(たくさんのお金)を取って返さない」

問題の彼女は……

(インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきたカンボジア売春地帯の闇、電子書籍『ブラックアジア タイ編』にて、全文をお読み下さい)

ブラックアジア【タイ編】表紙
『ブラックアジア・タイ編 売春地帯をさまよい歩いた日々(鈴木 傾城)』連載当時、多くのハイエナたちに熱狂的支持されたブラックアジアの原点。

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