
2025年2月24日午前1時半ごろ、東京都新宿区百人町1丁目の路上で、50代の男性が顔面を殴られる暴行を受け、全治1か月の重傷を負った。この男性は、歌舞伎町で10代の少女から性行為を誘われ、一緒に近くのホテルに入室した。
すると、少女が部屋から先に抜け出し、男性が後を追って外に出た瞬間、待ち伏せていたグループに囲まれた。このグループは男性を「未成年とホテルに入ったことを家族にばらすぞ」と脅迫し、拳や足で顔と体を繰り返し殴打した。
男性のリュックサックから現金110万円が奪われ、結局彼らは10月28日に逮捕されている。そもそも、なぜ110万円の現金を持って歌舞伎町を歩いていたのかというと、この110万円は車を買う代金だったという。それを美人局のグループに奪われてしまった。
この事件は、まさに美人局《つつもたせ》と呼ばれる手口の典型例である。
美人局とは、女性を使って男性を誘い込み、性的行為の証拠をネタに脅迫・強奪する犯罪だ。警視庁のデータによると、2025年上半期に歌舞伎町周辺で美人局関連の被害相談は前年比25%増の28件に上る。
これは以前私も深田萌絵さんの番組に出て話したことだが、歌舞伎町の大久保公園では摘発が相次ぐようになり、残っている女性は肝が据わったプロばかりになり、それで美人局が激増するようになっているのだ。
今回の事件は被害総額が大きかったので、事件になっているのだが、実際にはこうした半グレやチンピラのグループに5万円だとか10万円を巻き上げられて泣き寝入りしている男のほうが多い。
そして、警察に被害を届け出してもすぐに逮捕してもらえるのかどうかもわからない。実際、この事件でもグループが逮捕されたのは、事件から8ヶ月後の2025年10月28日である。
逮捕されてわかったのは、彼らは21歳から34歳の総勢男女8人で、全員が新宿歌舞伎町の「トー横」界隈で知り合った仲間だったことだった。



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