◆貧困層のセックスワーカーの多くは、苦しみからアルコール依存に堕ちていく

セックスワーカーたちとかかわると、彼女たちがアルコールを常用しているのは誰でも気づく。歓楽街はアルコールとタバコとドラッグが満ちあふれている世界なので、彼女たちがアルコールに染まっても不思議ではない。

研究によれば、セックスワーカーのあいだでアルコール依存症の有病率は一般人口よりも高いことがわかっている。

特に、低・中所得国の女性セックスワーカーを対象とした狭い調査では、セックスワーカーの約41%がアルコールに溺れており、約26%が毎日アルコールを摂取していることがあきらかになっている。

この研究では、アルコール依存とコンドームの不使用、性感染症(STI)、および他のドラッグ使用との関連性も指摘されている。

米国のドラッグ使用治療を受ける人々を対象とした研究では、セックスワークへの関与がアルコール依存のリスクを高めることが示されている。身体を売る仕事をすればするほどアルコール依存になっていく傾向がある。

さらに、女性セックスワーカーの約30%がアルコール依存を抱えているとの研究もある。これに対し、一般人口におけるアルコール依存の有病率は約10%とされている。セックス産業に生きる女性はアルコール依存に落ちやすいのが統計的にも示されているのだ。

歓楽街では顧客とのコミュニケーションやサービスの一環として飲酒が奨励されるので、アルコール依存になりやすいということもある。

それだけでなく、仕事上でも肉体的・精神的なストレスやプレッシャーを日常的に受けている。しかし、仕事をやめると生活が成り立たない。そのため、このストレスから逃れるためにアルコールに溺れていく。

飲酒が習慣化すると、精神的依存が形成され、ストレス解消のための飲酒頻度が増加し、結果としてアルコール依存症へと進行していく。ただ、セックスワーカーでも全員がアルコール依存になるわけではない。

さらによく観察すると、アルコール依存に堕ちやすい女性と、堕ちにくい女性がいることに気づく。

この先のコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。会員の方はログインをお願いします。 ▶ .

コメント

  1. oyr より:
    このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。
  2. さすらいの介護職員 より:
    このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。
タイトルとURLをコピーしました