女性たちは、アダルト版のYouTubeともいえる存在に成り上がった「OnlyFans」で、自分のヌードやセックスを発信したら稼げることを知った。そして、実際に多くの「割り切った女性」がそれをして、大金を稼ぐようになった。
先日、紹介した「ポルノの表現者」ソアナ・ゴンサレスは、そうした女性のひとりでもある。(ブラックアジア:ポルノの表現者であるソアナ・ゴンサレスは、時代の転換の最前線にいる女性だ)
ポルノは、男が作って男が稼ぐものだったのだが、OnlyFansはこの長年の枠組みを崩した。今はもう、女性が自分で自分を撮って自分で稼ぐ時代に変わったのだ。
これは、アンダーグラウンドにおける巨大なパラダイムシフトともいえる。劇的な環境の変化である。
これまで、女性が自分の肉体ひとつで稼ごうと思うと、路上で身体を売るしかなかったのだが、今の女性には「OnlyFans」で自分を見せて稼ぐという「新たな収益方法」が提示されるようになった。
売春はほとんどの国では違法だが、アダルトな動画を作って稼ぐのは違法ではない。割り切った女性にとって、これを逃す手はない。今が先行者利益を得られる絶好の期間でもある。
今後はYouTubeのように、競争が激化して後発の女性たちが先行者を模倣しはじめる。改善や新味を加えることで競争が激化し、利益率の低下が避けられなくなる。先行者の旨みが消えてレッドオーシャンとなっていく。
すでにそうなりつつあり、「OnlyFans」でも女性たちはどんどん過激な企画をするようになってきている。
「タダでセックスしていいです。撮らせてくれるなら」というプラカードを持って相手を探したり、高校を卒業したばかりの男の子たちとポルノを撮るという企画を立てて顰蹙を買ったのは、ボニー・ブルーという女性だった。(ブラックアジア:ボニー・ブルー。オーストラリアで「国外追放しろ!」といわれている女性)
ボニー・ブルーは、さしずめYouTubeでいうところの「炎上系」なのだろう。炎上系といえば、もうひとり2025年にギネスブック級の挑戦をすると豪語する女性がいる。