レーガン大統領時代のアメリカ司法省はアメリカの反ポルノ団体からの圧力を受けて、アメリカからポルノを一掃させようとしていた。
結局、それは時代の流れに押されて失敗してしまうのだが、このときに司法省は「ポルノは売春と同様に不品行きわまりない。だから取り締まらなければならない」と叫んだ。
当時、ポルノはビデオという記憶媒体を得てアメリカ中に燎原の火の如く広がっており、アメリカ人の堕落を加速させていた。
ポルノは大量消費されるものになり、1990年代に入るともはやアメリカ人の70%が何らかの形で「ポルノを見たことがある」と言うほど認知された。
この時代から現在まで浮き沈みの激しいポルノ産業で生き残り、アメリカでは知らない者はいない「大物女優」として今も君臨している女性がいる。
彼女の名前は、「ニナ・ハートレー」という。