タイは今、国を挙げてマリファナ大国を目指そうとしている。その動きはまさに「がむしゃら」と表現してもいいくらいだ。(ブラックアジア:マリファナでのインバウンド。タイ政府ががむしゃらにマリファナ解禁に走る理由)
一方で面白いこともある。タイ政府は国民の健康のために、マリファナを解禁する以前から電子タバコとシーシャ(水たばこ)を禁止していたのである。
シーシャはアラブの文化だが、タイにはアラブ人が大量に来ているので、シーシャを出す店も多かった。(ブラックアジア:手間をかけてシーシャ(水タバコ)を吸う、アラブ圏の男たち)
当然、アラブ系の店はこのタイ政府の方針に大反発して、禁止されても無視で客にシーシャを提供していたのだが、2022年8月7日いはパタヤのアラブ料理店「Mo Salah」と「Aisha Lebanon」が摘発されたのが事件として報道されていた。(Mo salah:https://www.facebook.com/www.thariland/videos/568449991739105/)
タイはスクンビット界隈に大規模なアラブ人街がある。パタヤにもなんとアラブ人が経営するゴーゴーバーがあったりして、すっかりアラブ人がタイに定着している。もちろん、アラブ人専用のレストランもあるし、多くのアラブ人が売春地帯に馴染んでしまっている。
そう言えば、ある時パッポンの女性とベッドの中にいて、「今までどこの国の男にペイバーされたの?」と聞いたときがあった。その時、彼女は「メニメニ!(いっぱいよ!)」と叫んで、呆れるほどの国名を上げた。
「アメリカ、フランス、オランダ、ドイツ、イギリス、カナダ、ジャパン、チャイナ、シンガポール、インド、マレーシア。それからアラブ人……」
「アラブ人も?」
「そうよ」
ひとりの女性に、世界中の男たちが魅力を感じているということに私はおかしくなって笑ったものだった。アメリカ人とアラブ人では文化も趣味も何もかも違うと思うのだが、それでも欲しいと思う女性が同じであるというのは興味深かった。
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