日本人は30年も日本経済を悪化させ続けた自民党を、2022年も参議院選挙で大勝させた。「自民党しか選ぶ政党がない」とはよく言われることで、それは非常に正論でもあるのだが、だからと言って自民党が日本を復活する力があるわけではない。
とすれば、これからも日本は衰退していく一方となるだろう。そして、以前にも書いた通り、70代や80代の風俗嬢も登場することになるのだろう。(ブラックアジア:貧困地獄の泥沼化。次々とジョーカーが生まれ、70代や80代の風俗嬢も登場する)
この『貧困地獄の泥沼化。次々とジョーカーが生まれ、70代や80代の風俗嬢も登場する』の記事を書いた時、私の脳裏にはタイやシンガポールで見た高齢のセックスワーカーたちの姿が改めて思い浮かんでいた。
タイがまだまだ中進国というのは貧しかった1980年代から1990年代頃、場末の売春地帯に高齢のセックスワーカーの姿は確かに存在していた。場末と言ってもパッポン地区やスクンビット地区の場末のバーではない。
その地域全体が場末だったヤワラー地区マイトリチット通り(Maitri Chit Rd)の中の場末の旅社《ホテル》に、そうした女性たちがたむろしていたのである。
ヤワラーは、”Yaowarat”と綴り、タイ人的な発音で言うと、「ヤォワラーt」となるので、ヤワラートとも表記する。かつては「ヤワラー」と表記するのが一般的だったように思うが、最近では「ヤワラート」の方が通りが良いようだ。
フアランポーン駅からロータリー間のマイトリチット通りは、かつては大量の焦点で非常に賑わっていた通りだった。しかし、今では昼間からシャッターが閉まっているか、空いていても中が乱雑で真っ暗で何を売っているのか分からないような店ばかりになっている。
かつては地元の人たちをアテにした食堂もあったのだが、すでに大半が消えた。Google Mapで確認してみると、旅社(ゲストハウス)と呼ばれる地方から来たタイ人を主な客にしていた安宿も大半が消えて数軒が残っているだけである。
かつては、そこに大量の高齢セックスワーカーがいたのだ。
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