閲覧注意
2021年8月14日、ハイチに再び大地震が襲いかかった。マグニチュード7.2、死者は分かっているだけで2000人超え。1万2000人以上が重軽傷を負い、行方不明者も300人超えとなっている。
ハイチについては2010年1月にもマグニチュード7.1の地震が起きていたのは記憶に新しい。ブラックアジアでもハイチの地震については何度も取り上げた。(ブラックアジア:略奪の都市となったハイチ。無法地帯に略奪者が闊歩する)
この2010年のハイチ大地震の後、ハイチではコレラ等の伝染病が蔓延し、暴動が頻発し、さらに子供が諸外国に奴隷として売り飛ばされる「奴隷児童」の事件も起きていた。(ブラックアジア:子供売買ビジネス。ハイチでもあった子供売買の邪悪な手口)
若い女性たちは荒廃した建物で売春をして糊口を凌いでいたが、これもブラックアジアでは記事にしている。(ブラックアジア:ハイチの女性。追い詰められている「褐色の肌」の女性たち)
さらに女性たちは隣国のドミニカに売春稼業に出かけたのだが、こうした女性たちを虎視眈々と狙っていたのがアメリカ人のハイエナたちであったことも記録している。(ブラックアジア:ハイチの隣国、ドミニカはアメリカ人の売春島になっている)
ハイチはこの大地震の国家混乱と経済崩壊から抜け出せないまま10年経ち、2021年7月にはモイーズ大統領が暗殺されるという異常事態に見舞われていた。そして、1ヶ月後の8月には10年前と同じ規模の地震に見舞われたことになる。
国家が機能していないところに大地震で大被害を受けたのだから、これほど不運なタイミングはない。