閲覧注意
「モブ・ジャスティス」とは、群衆が法に頼らず、犯罪者にその場で報復したり、リンチしたり、殺害したりして罪を償わせる行為を指す。
これは賛成派も反対派もいる議論のある行為だ。当然のことながら、先進国では「モブ・ジャスティス」は禁止されている。犯罪者は法が裁くという意識が徹底されているのだ。
たとえ1988年に足立区綾瀬で起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」のような残虐非道な犯罪を犯したとしても「モブ・ジャスティス」はできない。(女子高生コンクリート詰め殺人事件)
この事件の詳細を知った人間は、一様に震え上がる。たとえ未成年であったとしても、犯人は極刑でいいと考える。
ところが、一番重い主犯格の少年ですら懲役20年で、現在はすでに全員が出所している。そのうちの数人はまた犯罪者として追われたり逮捕されたりしている。割り切れない思いを持つ人たちも多い。
この事件が途上国で起きていれば、どうだったのか。この犯人たちは全員まとめて「モブ・ジャスティス」で処刑されていたのは確実だ。事件が発覚した時点で生命はない。