2013年も、相変わらずイラク・イラク・アフガニスタンという中東イスラム圏でテロの嵐が吹き荒れていた。
しかし、イスラム圏で起きている血だるまのテロ事件は、欧米や日本のメディアでは、もはやほとんど注目されなくなってしまっている。
まったく収まることのないテロ事件は確かに衝撃的なのだが、中東やイスラム圏ではテロが日常になってしまって、希少価値がなくなってしまったのである。
だから、2013年はアルジェリアで起きた事件や、アメリカ・ボストンで起きてテロや、ケニアのショッピング・モールで起きたテロが注目された。
いずれのテロもイスラム過激派が背後にあって、世界を巻き込むテロがイスラム過激派を中心としている構図も2001年から変わっていない。
誰もが気づいていることだが、2001年の9.11事件から、世界は欧米キリスト教諸国と、イスラム教諸国がゆっくりと二極分化して敵対化している。