何でもそうだが、何らかの依存症にかかっている人間は、自分が依存症であることを認めない。それは、主観的に判断するからだ。
まわりから見ると、あきらかにアルコール依存であると分かる人でも、本人だけは「自分はアル中ではない」と否定する。ドラッグ中毒でも、ギャンブル中毒でも、買い物中毒でもみんな同じで、「自分は違う」という。
ところで、依存症と言えば、最近はセックス依存症というものも知られるようになってきた。(ブラック・スネーク・モーン。誰がセックス依存症なのか?)
専門用語では、OOCSB(out-of-control sexual behaviours)と言われている。セックスに対して、コントロール不能(アウト・オブ・コントロール)の状況をセックス依存症という。
相手構わず、時間構わず、生活が破綻するまでセックスを求めて暴走する。そして、人間関係を壊し、経済的にも破綻して追い詰められていく。