インドが恐るべき「レイプ大国」であることを知らない人は日本人くらいだ。毎年、表沙汰になるレイプ事件だけでも2万件から4万件になる国。1日に100件以上のレイプ事件が起きる国、生まれたばかりの乳児ですらもレイプされる国。
アルジャジーラも「女性にとって最も危険な国のひとつ」と呼ぶ国。それがインドの現状である。
インドでは2012年のバス内レイプの事件が国際的に広く報道されて世界中がインドのレイプの残虐さに驚いた。ジョティ・シンという女性がバス内で集団レイプされて鉄パイプを膣に突き刺され、その2週間後に死亡した。
この事件は6人の男が関わったのだが、そのうちの4人は死刑が確定している。2020年1月22日に死刑は執行される予定だ。
この事件の後にインドでは「日常的に起きているレイプを何とかせよ」と女性たちが立ち上がったのだが、それから7年経っても現状はまったく何も変わっていない。日本では想像もできないような凄まじいレイプが次々と起きて止まらない。
私は2003年頃からインドに向かうようになってインドの売春地帯の惨状に驚いたものだったが、さらにインド国内の女性の置かれている立場の劣悪さにも気づかざるを得なかった。(ブラックアジア:売春地帯をさまよい歩いた日々:インド・バングラ編)
インドの状況が変わっていない。それならば、凄まじいレイプ犯罪はこれからも繰り返し起きると書いた。(ブラックアジア:これから何度でも残虐非道なレイプ犯罪がインドで発生する)
実際、その通りになっている。