閲覧注意
イスラム武装組織が、巨大な勢力を持ってシリアからイラクの一部地域を現地支配をするようになり、彼らは「イスラム国」としてひとつの国家を形成しつつある。
当初、イスラム国はシリアのアサド政権に対する反政府組織であったので、欧米はひそかに彼らを支援していたが、彼らはもう欧米の手先のように動いていない。
シリアからイラクにまたがる広大な地域を急激に押さえて勢力を拡大させ、恐怖政治によって地元を制圧している。
彼らは当初、単なる成り上がりのスンニ派の武装組織であり、チンピラ同様に思われていた。
ところが、今やその「チンピラ武装組織」であったはずの集団が、シリア東部の油田地域を支配し、潤沢な資金で武器弾薬を揃え、イラクのモスルやファルージャを制圧してしまった。
指導者は「アブバクル・バグダディ」と呼ばれる人物だが、この人物は過去に数々のテロに関わったとしてアメリカ政府から指名手配されているような人物だ。