パタヤは、今やタイで最大の売春地帯と化した。そこではアルコールとセックスが満ち溢れ、多くの男たちが泥酔しながら女性に貪りつく。(ブラックアジア タイ〈パタヤ〉編)
ところで、4月と言えばタイで狂気のお祭りがある。ソンクラーンと呼ばれるものだ。この時期のタイはパタヤにいても最悪の日々と化す。
どこにいても、歩いていたらいきなり大量の水をぶっかけられるのである。
道の真ん中を歩いていたら両側から水鉄砲で水を浴びせられ、道の片側を秘かに歩いていたら室内から水が飛んでくる。シャッターに沿って目立たないように歩いても、建物の二階からバケツの水がぶちまけられる。
パタヤでは泥酔したファランの旅行者が興奮して水鉄砲を構えて映画のランボーさながらに水を乱射して吠えていることもある。若い女性がいたら大喜びで水をぶっかけるのが彼らの趣味である。
2016年4月のパタヤでは、アメリカから来た旅行者ベン・バータニーという49歳のファラン(白人)が、ソンクラーン中に大暴れして逮捕された。
この男は泥酔し、ソンクラーンに興奮し、バーの20歳の女性を押し倒して下着をめくっていきなりクリニングスして逮捕されたのだった。これを聞くと、売春地帯にいる男たちは「おや」と疑問を持つはずだ。