メキシコが麻薬カルテルの横行する荒んだ暴力地帯というのは、もう誰もが知るところとなっている。
麻薬カルテルに関わった女性がバラバラに切断されて、その無残で衝撃的な遺体をインターネットでさらされるのは珍しい話でもない。(ブラックアジア:殺戮大陸メキシコの狂気(13)再び若い女性のバラバラ死体)
アンダーグラウンドでは暴力とドラッグが蔓延し、ドラッグ・マネーが莫大な巨利を貪る。それがメキシコだ。
そして、このメキシコのアンダーグラウンドには、もうひとつ別の巨大な資金の動く産業がある。それが売春ビジネスとポルノ産業である。
貧困が蔓延し、ドラッグとバイオレンスが渦巻く地であれば、そこに売春ビジネスとポルノが花開くのは必然だ。売春ビジネスは暴力が蔓延する治安の悪い場所で大輪の花を付ける因果なビジネスなのである。
メキシコは国民の半数が貧困の中で生活している。
その貧困は日本の相対的貧困とは違う。本当に飢え死にするかしないかの瀬戸際にまで追い込まれるような「極貧」だ。(ブラックアジア:メキシコ。国民の半数が貧困層の国に未来はあるのだろうか?)
この極貧が、巨大な性的搾取を生み出す。