◆ディエンビエン省・広西チワン族自治区・雲南省の山岳地帯にある人身売買の闇
ベトナムの地方では、いまだに人身売買が根強く存在している。ディエンビエン省は、ベトナム北部にあるラオスと中国の国境に近い地域で、人身取引の温床となっているのは、アンダーグラウンドの人間たちのあいだではよく知られている。 ディエンビエン省では2017年以降、この省だけで約300人以上の行方不明者が報告されており、その大半が女性・少女だった。そして、ディエンビエン省では75%の世帯が貧困層である。 彼 […]
ベトナムの地方では、いまだに人身売買が根強く存在している。ディエンビエン省は、ベトナム北部にあるラオスと中国の国境に近い地域で、人身取引の温床となっているのは、アンダーグラウンドの人間たちのあいだではよく知られている。 ディエンビエン省では2017年以降、この省だけで約300人以上の行方不明者が報告されており、その大半が女性・少女だった。そして、ディエンビエン省では75%の世帯が貧困層である。 彼 […]
ホストクラブという極悪ビジネスは女性に法外なツケ(売掛金)を負わせて、その女性を風俗店に売り飛ばしたり、路上に立たせて客引きさせたりする手口で儲けているのだが、最近は全国のホストクラブであきれるほどの逮捕者を出している。 ホストクラブのメッカといえば新宿・歌舞伎町なのだが、ここ最近でも業界では有名なホストクラブのホストたちが逮捕されている。女性にツケを負わせて風俗店に紹介し、ひとり紹介するごとに4 […]
バンコクやパタヤでは多くの黒人女性がストリートでセックスワークをしているのだが、この黒人女性の中にはウガンダからきた女性がやたらと多い。 タイではしばしばこの黒人のセックスワーカーたちが逮捕されているのだが、そのときに報道でも女性の国籍はだいたいが「ウガンダ」となっている。 数年前には39人の黒人女性が逮捕されたのだが、その多くはウガンダ出身だった。同じ頃、パタヤでも12人の黒人女性がストリートで […]
2022年9月17日。タイの歓楽街であるパタヤで、アナラ・セイタレワという名の30歳の女性がホテルの7階のバルコニーから飛び降りた。地面に叩き付けられた彼女は即死している。 バンラムン地区のタッププラヤー通りに位置するこのホテルの部屋の主はアメリカ人の男性だったが、男性ベヒシュタイン・ハンス・マティアスは警察当局に奇妙な証言をした。 「死んだ女性は私も元彼女のキルギス人で、彼女は助けを求めていた」 […]
プーチン大統領は強硬にウクライナ侵略を進めており、今のところロシアが妥協する様子は見えない。すでに死者は双方合わせて1万人を超える規模となってきており、ロシアやウクライナでの著名人も戦死が伝えられるようになってきている。 無差別に攻撃され、次々と破壊されていく街を見捨ててウクライナ人も多くが近隣諸国へ逃げ出しており、国連の統計によると現時点え153万人超えの難民が発生しているという。その数はさらに […]
日本女性が売られる日は来るだろうか。私はこのまま推移していくのであれば、そうなっても不思議ではないと思っている。中国女性も韓国女性もすでに人身売買されているのだから、日本女性もそうなる確率は意外に高いのではないだろうか。舞台は揃いつつある。(鈴木傾城)
極限の暴力と極限の快楽が、人間社会に底なしの闇を作り出しているのは分かっている。では「暴力と快楽」の追求が、人間社会から消える日が来るのだろうか。もちろん、そんな日は来ない。違法取引のビジネスをつぶさに観察すると、私たち人類は愛と平和を求めているわけではないことが分かる。(鈴木傾城)
警察官は公僕であり、常に犯罪を取り締まるのが仕事であるはずだ。ところが、現実は必ずしもそうなっていない。 カネが絡めば、警察官も腐敗する。警察官という立場を利用してカネを稼ぐのは、実は「造作もないこと」だからだ。具体的に、どうするのか。犯罪者や弱者に向かって、こう言えばいい。 「逮捕されたくなければカネを出せ」 犯罪者や弱者でなくてもいい。普通の人にも何らかの言いがかりを付けて同じことを言える。抵 […]
未成年のセックスワーカーは厳しく取り締まられて存在しない? 今は法が守られている? そんな話はすべて嘘だ。 未成年の少女は世界中どこでも売春地帯でビジネスをしている。10歳前後の少女から16歳のミドルティーンまで、ペドフィリアたちは好きな年代の少女を手に入れている。 東南アジアではタイが厳しくなっているのだが、ミャンマーでもカンボジアでもフィリピンでも少女売春は「蛇の道は蛇」の男たちには探し出すの […]
閲覧注意 ブルガリア出身の20歳の女性が、2016年にひとりの青年と知り合って彼を熱烈に愛するようになった。彼を愛し、彼を信じ、彼にすべてを捧げてもいいと彼女は思った。 ある日、彼は「オランダに旅行に行こう」と彼女に持ちかけた。彼女はロマンチックな提案を喜び、彼の提案を受けた。 ところが、オランダのスキポール空港に着くと、なぜか見知らぬブルガリア人と2人の黒人が待っていて、彼女をオランダに連れて来 […]
2015年4月、中国で「幼児」を人身売買している組織が公安の摘発を受けて逮捕された。彼らは四川省から山東省まで、6つの省にまたがって闇ビジネスを行っていた組織だった。 この人身売買に関わっていたのは171人で、このときに保護された赤ん坊は64人いた。 中国では1990年代から人身売買のネットワークが張り巡らされていて、年間で1万人から2万人もの子供たちが闇から闇に消えていく実態がある。今もそれは何 […]
ここ最近、タイの国内でラオス人の少女が売られて現地の男たちが集う売春宿に放り込まれているという事例が相次いでいて、次々と摘発されている。 2015年1月15日にもバンコクから見て北西の位置にあるスパンブリー県で、ラオス人女性72人が救出されるという事件があった。このラオス人少女たちは、カラオケ店で売春させられていたのだが、何歳だったかご存知だろうか。 13歳から15歳だった。 ラオスはカンボジアと […]
人身売買というと、日本では非常に希有で異様な犯罪に見えるかもしれないが、途上国に行くとそれが希有でも異様でもなく、ごくありふれた日常であることに驚く。 私はかつては旅人であり、東南アジアで流れるようにして生きていたが、その「流れ者」の私も取引を持ちかけられたことがある。信じられないかもしれないが、一度や二度ではない。 ひとつはタイのヤワラーの安宿にいたとき、廊下をはさんだ向かいに泊まっていた無職の […]
インドは女性にとっては非常に危険で生きにくい国なのだが、子供たちにとっても同じだ。2013年3月6日、インド政府はインド国内でここ3年間で23万6000人の子供が行方不明になったことを報告している。 そのうち、7万5000人の子供の行方は現在も所在が分からず、未解決事件になっているのだという。 2012年10月には、AFP通信は年間5万人と報告しているが、いずれにしても、インドの子供の行方不明は桁 […]
2013年3月。スーダンのナイル石油に勤務する45歳のある男がインドのハイデラバードで17歳のインドの女性と結婚する決意をした。最底辺のカーストの未成年の娘だった。 ただし、この男は彼女と一生を添い遂げるつもりはまったくなく、「1ヶ月だけでいい」と言った。 彼女は結婚する意思はまったくなく、そして彼女の両親も最初は消極的だったが、スーダンからやってきたこの男は1万ルピーをこの両親に支払う約束をする […]
ハイチは2010年1月12日にマグニチュード7.0の壊滅的な地震に見舞われた。 倒壊、暴動、略奪、路上射殺と、ハイチは一瞬にして、暴力的な事態となり、その後、コレラも蔓延し、分かっているだけでも23万人以上がこの地震の関連で亡くなっている。 両親と死別した子供たちの人身売買も発生していることが明らかになっている。アメリカのみならず、すでにヨーロッパにも売られている。 非合法な人身売買もあるが、合法 […]
シンガポール編 人身売買というのは、「人間を売り飛ばす」のだから、そんなものはすべて悪いに決まっている。そして、人身売買のビジネスをするような業者はすべて叩きつぶさなければならない……。 これが先進国に住む、普通の人たちの感覚である。 もちろん途上国でも女性を売り飛ばすような業者は「悪い人身売買業者」であり、関係者は根こそぎ逮捕しなければならないと考えている。 人間は売り物ではなく、いかなる理由が […]
グローバル経済の中で「人件費を下げる」「コストを下げる」というのは非常に重要な部分である。 コストを下げるために、企業は何でもする。そうしなければ、競争に打ち勝つことができないからだ。 消費者は、品質よりも安さを求めることが多く、他人よりも安く買えれば「得した」と満足を得て、高ければ「企業努力が足りない」と悪態をつく。 ぼったくられて高い値段を払うのは誰でも苦痛だ。自分の給料や資産にも限りがあるの […]
子供たちが売られている。世界中のあちこちで当事者が逮捕されているが、実態が明るみになっているとはとても言えない状況だ。すべてが氷山の一角である。 売る側も、買った側も決して口を割らないし、売買の際には身分を隠す。 そして、売られている当事者の子供たちは世の中がどうなっているのか分からないから声を上げることもない。人身売買の目的が臓器摘出であれば、子供たちは声を上げる前に死ぬ。 コンテンツの残りを閲 […]