ホストクラブという極悪ビジネスは女性に法外なツケ（売掛金）を負わせて、その女性を風俗店に売り飛ばしたり、路上に立たせて客引きさせたりする手口で儲けているのだが、最近は全国のホストクラブであきれるほどの逮捕者を出している。
ホストクラブのメッカといえば新宿・歌舞伎町なのだが、ここ最近でも業界では有名なホストクラブのホストたちが逮捕されている。女性にツケを負わせて風俗店に紹介し、ひとり紹介するごとに40万円を受け取っていた。
このホストクラブは、こうした女性を風俗に送り込む専門の人間を囲っていて、この男は全国の風俗店と女性のプロフィールを共有し、一番料金を高く提示した店に女性を売り飛ばして稼いでいた。わかっているわけでも、総額1300万円ほどを手に入れていた。
歌舞伎町にある別のホストクラブでは、やはり女性にツケ25万円を背負わせて、その女性を風俗に売り飛ばしている。女性には「売掛金（ツケ）を払わないと、お前の家にいく」と脅しており、その女性が警察に相談したことから事件が発覚した。
ここもやはり女性を風俗店に売り飛ばすスカウトの人間を囲っていた。つまり、ツケを負わせて女性を風俗に売り飛ばすという「ビジネス」を、恒常的におこなっていたということである。それは、ホストクラブの「メインビジネス」になっている。
歌舞伎町だけのホストではない。たとえば、富山県富山市のホストクラブでも、20代の女性にわざと数十万円から数百万円ものツケを負わせて、その女性をデリヘル店に売り飛ばしていた。ホストクラブの経営者やホストたちは逮捕されたが、罪名は職業安定法違反（有害業務目的紹介）となっている。
つまり、ホストクラブというのは、「女性客にツケを負わせて風俗に売り飛ばす」極悪ビジネス業者であり、いってみれば現代の人身売買業者であったのだ。ホストクラブは「人身売買クラブ」と名前を変えたほうがいい。
