閲覧注意
ドラッグと殺人に揺れるメキシコは、2017年6月の殺人件数が過去20年で最多であったことが国家公安システムの報告で明らかになっている。
メキシコではこの6月だけで2234件の殺人事件が起きていたのである。これは、一日に約74人が殺されているということになる。
日本の殺人事件は2016年のデータで年間289件。月平均に換算すると24件。2234件と24件では約93倍の差だ。メキシコでは、殺される確率が日本の93倍も高いということになる。
メキシコは2010年頃から政府が麻薬戦争を繰り広げて巨大なドラッグ・カルテルを殲滅しようと努力してきた。この状況はこちらでも取り上げた。(ブラックアジア:【シリーズ】「殺戮大陸メキシコの狂気」史上最悪の犯罪組織)
しかし、メキシコ政府は失敗した。
アメリカにドラッグを売って凄まじい売上を上げるカルテルは軍隊並みの装備を持っている。警察は対抗できず、軍もそれを壊滅することはできなかった。その結果が、この凄まじい殺人発生率になって跳ね返っているのである。
大量虐殺もレイプ殺人も横行しているのだ。