最近、日本の風俗に大きな変動が起きているという。ソープ嬢が確保できず、経営が傾いているハコが増えているという。特に、地方では閉鎖してしまったソープも出てきている。
「このままでは、ソープはもう持たない。みんなつぶれる」という声もある。
いったい何が起きているのか? スカウトグループ『アクセス』が摘発されてから、すべての流れが変わったと、この業界の関係者は述べる。スカウトについては、以前にもブラックアジアでも取り上げた。(ブラックアジア:2025年。風俗に女性を堕とすスカウトも「トクリュウ扱い」で厳格な処分となる)
ここ最近スカウトの傍若無人ぶりが際立っていた。SNSや街頭での執拗な勧誘、未成年者や経済的困窮にある女性をターゲットとした誘い出しが目立ち、社会的な批判を浴びてきた。
実際、東京都内では2023年から2024年にかけて、スカウト行為にかかわるグループの摘発が急増し、警視庁の発表によれば摘発件数は前年比で約2倍に膨れ上がっていた。加えて、ホストクラブが絡む売掛金トラブルや、返済不能に陥った女性が性風俗業界に流れ込むケースも多発していた。
ホストクラブとスカウトの人身売買についてもこちらで取り上げた。(ブラックアジア:ホストクラブが売掛金を禁止すると宣言したのは、良心があったからではない)
ホストクラブのあこぎな売掛の取り立ては、2018年くらいから大きな問題だったのだ。当時、歌舞伎町は「空から人が降ってくる街」と揶揄されていたくらいだ。(ブラックアジア:空から人が降ってくる街、歌舞伎町。境界線を踏み越えたら助からない)
こうした事態の中で、歓楽街・風俗の世界は徐々に厳しい目を世間から注がれるようになっていった。
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