この寒い中、まだ大久保公園周辺には若い女性が立っている姿を見ることができる。彼女たちの4割はホスト絡みの売春だ。(ブラックアジア:寄生虫の意図に従って行動するカマキリと、ホストに騙されて貢ぐ女性の共通点)
ホストクラブの売掛金(ツケ)システムは、長年にわたり社会問題となってきた。高額な利用料金の売掛による借金を背負った女性が、その返済のために風俗に売り飛ばされたり、売春を強要されるなどの事例が後を絶たなかったためである。
新宿・歌舞伎町の大久保公園は、まさにそんな闇の最前線なのだ。
この問題に対応するため、警察や行政はホストクラブに対して売掛をやめるよう指導をおこなうようになった。
もちろん口で指導するだけでなく、悪質なホストクラブの売掛金等に起因する違法行為については、売春防止法違反や職業安定法違反等で検挙をおこなっている。また、ホストクラブへの立入検査を実施し、風営適正化法の遵守を徹底させるなどの取り組みを推進している。
その結果、2024年4月より、新宿歌舞伎町の多くのホストクラブが、売掛システムを廃止する方針を打ち出した。この動きは全国のホストクラブにも波及し、「売掛をやめる」と宣言するホストクラブが増加している。
実際には、それ以後もほぼ毎月のようにホストが、女性にツケを負わせて売春させたり風俗に売り飛ばす事例が事件になっているのだが、ホストクラブとしては「売掛をやめる」と宣言した以上はやめる方向になっていく可能性がある。
だが、そもそも女性から徹底的に収奪するビジネスモデルなのに、品行方正にやっていたら経営が成り立たない。それなのに、なぜホストクラブは「売掛金をやめる」と宣言することができたのだろうか?
話は単純だった。彼らは、とっくに抜け道を見つけたから、そうしているに過ぎない。